明治新選組

明治新選組

528円 (税込)

2pt

4.3

明治5年初冬、浅草蔵前の裏長屋の一室に、男が居を定めた。箱館五陵郭で降伏し、新島に終身刑で送られていたものの、思わぬ赦免状で江戸に移った相馬主計(かずえ)。相馬は常陸笠間藩を脱藩して新選組隊士になり、鳥羽伏見戦争後、各地を転戦。土方歳三の戦死後は新選組隊長を名のっていた。先に逝った者たちを想いつつ日々を過ごそうとした主計には、数奇なめぐりあわせが待っていた――。第10回日本エンタテインメント小説大賞を受賞した表題作のほか「近江屋に来た男」「後鳥羽院の密使」「斬馬剣新六郎」「一つ岩柳陰の太刀」「尾張忍び駕籠」を収録。歴史の闇に埋もれた志ある男たちの姿を描き出す気鋭の傑作歴史小説集。

...続きを読む

明治新選組 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    相馬&野村を語るには、この本を無くしては語れませんッ!!!
    相馬の強くて重く、暑苦しいまでにひつこい友情!!そして、歪んだ想い。
    『野村』って変名した時点で、「コイツ野村の嫁に行く気か?」と
    本気で思っちゃいましたよ!!!
    奥様おエツさんに対してはある意味失礼な男です。
    妙に女慣れしている相馬に……

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    表題の「明治新選組」は多分唯一相馬主計主役の話だと思う。それだけで喝采。
    野村への想いを感じます…!
    相馬の最期はそれなりに満足そうだけど奥さんはかわいそうだな…

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    短編集。新撰組の話は表題作のみ。相馬主計の切腹までを新たな解釈で描いた話。

    他、幕末のエピソードは、龍馬を暗殺した見廻組・今井の話と、密命を代々受け継いでいる尾張の下級武士の話の2本。
    あとは、家康の祖父の家臣・植村新六郎の話、柳生十兵衛の弟・宗冬の話など、時代はまちまち。

    文庫を買おうとしたが

    0
    2010年08月30日

    Posted by ブクログ

    剣術描写に長けておられるようで、迫真性が伝わってきた。短編集であり、そのほか歴史の舞台では脇役であった人物たちが描かれているが、中世から近世、近代にかけての歴史的な背景をある程度理解していないと、読み難い小説でもある。というわけで、何気に読み進むと、途中で話が見えなくなり読み返すことがしばしばなので

    0
    2014年05月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『明治新撰組』

    『近江屋に来た男』

    『後鳥羽院の密使』

    『斬馬剣新六郎』

    『一つ岩柳陰の太刀』

    『尾張忍び駕籠』

    0
    2012年03月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最期の新選組隊長相馬主計を主人公とした一遍が「明治新選組」。
    相馬については割腹死と伝えられるが、死を選んだ理由については「他言無用」との遺言により伝わっていない。
    この作品では、函館戦争終了後の相馬と相馬の戦友野村利三郎への想いが描かれ、その死へと繋がっていく。
    表題以外の作品は新選組隊士の話では

    0
    2011年08月15日

明治新選組 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

角川文庫 の最新刊

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

中村彰彦 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す