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「やりたい仕事ができない」「企画が通らない」「上司がわかってくれない」そんな不満を抱えた人は、ぜひこの本を手に取ってほしい。「ニッポンのジレンマ」「爆笑問題のニッポンの教養」等、NHK異色プロデューサーが「企画」のつくり方、仕事の考え方を伝授!
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Posted by ブクログ
丸山俊一『すべての仕事は「肯定」から始まる』大和書房 「ニッポンのジレンマ」や「ニッポン戦後サブカルチャー史」を生み出したNHKプロデューサー丸山氏の仕事の流儀を記した著書。 タイトルは、巷に溢れるどれも似たり寄ったりのビジネス書あるいはハウツー本の類のような臭気を発するが、中身はとっても面倒く...続きを読むさくて素敵。笑 先日、八重洲ブックセンターで催されたトークライブで、古市さんと話す丸山さんの内容やその考え方に親近感を覚え、まだ読んでもいない本にサインまで頂いた挙句、「入社3年目?なんか、今日の話や本の内容が悪い事教えてないかなぁ笑」なんて言われました。 ともすれば飄々としたおじさんの呑気な美談になりかねない本著は、絶妙な匙加減で丸山さんの面倒くさいオルタナティブを放り込んできて、すぐには役立たないけれど、古市さんの言葉を借りるなら「結果的にすごく仕事に役立つ本」な気がします。 いつも心にオルタナティブを。
章立ては多いものの、一つ一つがしっかりとしているため読みやすい。また、筆者は自分の軸をしっかりと持った人物だが、うんと変な一割であることが本書を読み進めていくうちに分かってくる。 NHKの教養番組のそのほとんどが、この一人によって作り出されたと言っても過言ではない。それでいて、謙虚な姿勢を持ち、常...続きを読むに自分が楽しめる発想、ワクワクする方向へ向かっている筆者の人となりが、本書からは溢れ出している。 目の前にある人もモノも事も、すべては自分の見方、考え方次第である。そう考えたら、必然的に心のベクトルは面白い方、楽しい方に向くだろうし、仕事ももちろん、自分の人生さえも肯定的に捉えられるのではなかろうか。
けっこう話題になってる本。一つひとつの章が短くて、その分章の数が多い。それゆえか、話にまとまりがないように感じた。言ってることとしては、がちがちに考えることが必ずしも正解ではないよ、というところか。何でもまずは肯定からはじめて、自由な思考をはじめよう、というか。それにしても、このひとのつくった番組、...続きを読むだいたいがけっこうおもしろいなと感じたことのある番組やったので、それはすごいことやと思った。
クリエイティブな仕事を、続けるためにはどうすればよいのか、著者の長年にわたる経験が語られている。 肯定という言葉が一つのキーワードになっている。 「「肯定」といっても、ただなんでもイエスという意味ではありません。まずは受け入れ、可能性を探ること。いたずらな偏見にとらわれ、頭だけで考え、そこに眠る...続きを読む多くの選択肢を捨ててしまうことがないよう。」という箇所に端的に現れている。とにかく、安易な結論に飛びつかず、自分の頭の中で「問い」を深めることの重要性を強調している。(内田樹もそんなことをいっていた気が・・・) かなり抽象的な議論が多いが、具体的に自分の仕事に置き換えて読み進めると発見は多い。
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丸山俊一
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