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「ドラえもん」「怪物くん」ほか多くの名作を生み出した「二人で一人のマンガ家」は八七年末にコンビを解消、新たなまんが道を歩み始める。この二つの才能の秘密を解き明かす、唯一の本格的藤子論。
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Posted by ブクログ
二人で一人の漫画家「藤子不二雄」時代からコンビ解消後の軌跡まで、「白と黒」「内向・社交」などなどの対比から二人の漫画的手法や価値観の違いを提示し論じた労作。 巻末の総合作品リストも併せて、これだけ充実した藤子不二雄についての論評は他にない。 2022年6月現在、著者の米沢嘉博氏、藤子・F・不二雄氏...続きを読む、藤子不二雄A氏、解説の みなもと太郎氏、全員が鬼籍に入られた事が残念でならない。
白と黒。子供と大人。SFと怪奇。 などなどなど、いずれレジュメにまとめたいくらいの対立軸を示しながら、合作とコンビ解消と、コンビ解消以後が整理される。 相違点と作家性の話をしながら、マンガという「システム自体」が永遠に続くような夢を評論でもって描き出す、これは凄い本だ。 1996年 F死去。62歳...続きを読む没。 2002年 単行本出版。 2006年 米沢嘉博死去。53歳没。 2014年 文庫化。 2021年 (解説を寄せた)みなもと太郎死去。74歳没。 2022年 A死去。88歳没。 みんなお亡くなりになったのだなあ。
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