温泉妖精

温泉妖精

1,320円 (税込)

6pt

3.0

美しい母親と姉のもとで育ち、容姿コンプレックスを抱えて美容整形を繰り返す27歳の絵里。大きな二重、高い鼻、脱色した髪と青いカラーコンタクトで、外国人のふりをして田舎の温泉宿に泊まるのが趣味の彼女は、ある日、向かった旅館で、「影」と呼ばれる嫌味ったらしい中年男性客と出会い――。不思議なエネルギーに満ちた第39回すばる文学賞受賞作。

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温泉妖精 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年07月03日

    表紙とタイトルにつられて借りたけど。
    確かに温泉は出てきます。でも本物じゃない。
    いろんな意味で自分をごまかしてる登場人物たちの話かな。
    でも意外と面白かった。
    何か得るわけじゃないけど、ごまかしてても正直な人たちなのかなって思えるし。

    男の人の場合妖精だったら、女性もそうなのかな?

    0

    Posted by ブクログ 2017年02月03日

    第39回すばる文学賞受賞作品。

    面白そうな突飛な要素をこれでもか、というほど詰め込んだ印象。こんなに面白要素に溢れているのだから、短編で終わらせるのは勿体ない。

    それにしても、タイトルで勝手にふんわりしたファンタジー作品だと思っていたので「温泉妖精」が何かを知ってしまった瞬間思わず笑ってしまった...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年08月02日

    楽しみのはずの温泉が温泉でもないパッとしないつぶれかけの旅館で、そこでのもう一人の犬にしか興味のない中年のオタク影と出会う。ケンカ腰の会話で、整形したりして外人ぽく振る舞う絵里のコンプレックスで小さくなっていた心が解放されていく。おっさんの妖精なのが、しみじみおかしい。

    0

    Posted by ブクログ 2016年06月08日

    容姿に劣等感を持つ絵里は整形をしながら温泉巡りをしている。
    ゲルググのブログに何度も登場する旅館を訪れた時、そこで出会った人たちによって少しずつ変わっていく…

    最近読んだ駄文小説の何倍も上手く読みやすい

    0

    Posted by ブクログ 2016年02月13日

    温泉?妖精?
    強烈キャラが生まれて、好きに遊ばせてたら出来ました。という感じ。
    ラストのシーンは記憶に残る。
    でも、この妖精…。妖精?

    0

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