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精神的な問題を抱えた子どもたちが増えている。わが子の異変に人知れず悩みを抱えている親たちも多い。だが、専門家に相談するにしても、精神科は気軽に訪れるにはまだ抵抗がある。児童や思春期・青年期という難しい年代の子どもたちの心に、いったい何が起きているのか? 発達障害、拒食症、過食症、適応障害、解離性障害、PTSD、うつ病、躁うつ病、統合失調症、ひきこもり、家庭内暴力――本書は、家庭で子どもから大人に育つプロセスを追いながら、身近によくある心・精神の問題を解説。知識や情報を手に入れて悩みの解消だけを求めるのではなく、問題への取り組みを通して、もっと深く人生について考えていくことが重要であると説く。最新の研究成果と豊富な症例、エピソードを満載し、臨床精神医学のエッセンスを細大漏らさず収録。入門書ではありながら、本書一冊のなかには、何万円もする大部の専門書何巻分ものエキスが濃縮されている。
...続きを読むPosted by ブクログ 2013年04月22日
扱っている問題が幅広いので、それぞれの症状や対処法については要点しか書いてないのだけど、まえがきに書いてあるとおり辞書的に使うにはいい本だと思います。
これからこういうことを勉強しようと思っている方(私みたいな)とか、子どもを育てている方には、ざっと読めていいと思う。有名人の事例なども載っていて、読...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年02月04日
幼児期から青年期にかけて現れる、様々な「心の病」を網羅的に概説し、症状や症例、診断の基準、どのような人にどのくらいの割合で発症するのかといったデータ、効果的な治療法などが書かれている。一般的な索引に加えて、「症状別索引」、例えば「笑顔がなく、表情が乏しい」→「適応障害、抑うつ性障害、双極性障害、統...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月28日
「子どもの」とタイトルに書かれてあるが、青年期までのかなり幅広い年齢層をカバーしている。様々な疾患に対してその事例を載せており、どの疾患がどういう状態像なのかを把握しやすい。とくにうつ病の事例は他の本でもよく見られるが、躁病の事例を読めたのはよかった。ただ、新書のボリュームのせいか、事例の回復までの...続きを読む
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