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Posted by ブクログ
長らく積読でしたが、スーチー女史の来日で思い出してさらっと。
痛快かつ爽快で、なんとも小気味の良い一冊でした。
元は週刊新潮で連載されているコラムを集めたもので、
こちらには2005-2006年のものが入っています、ちょい古めですね。
文中ではよく、朝日新聞がやり玉に挙がっていますが、、
ジャーナリストの方から見ても、彼らの在り様は「変」なのかなと。
といっても、アサヒに限らず、変に思ったことには徹底的にかみつきます。
言い様は辛口ですが、内容は非常にわかりやすく筋が通っています。
言いたいことをわかりやすく伝える、見習わないとなぁ。。
ちなみに、本のタイトルにも入っているスーチー女史、
個人的にはどこか違和感を感じる「貌」だったりします。
自分でも不思議なんですけどね、うーん、謎です。
でも確かに、二十年も生かし続けたと言われると、そういえばとも感じます。
Posted by ブクログ
高山正之氏のコラム集。
タイトルの「スーチー女史は善人か」は、やや挑発的な印象をもたれる方もいらっしゃると思うが、スーチー女史を揶揄した内容ではない。
高山氏の肩をもつわけではないが、内容的には一方的な価値観に対する批判を込めた比喩である。
例えばアウンサンスーチーの条では、ミャンマーの国情から解説。
ビルマ人の国であったビルマ(現ミャンマー)は、19世紀にイギリスに征服される。イギリスは大量のインド人と華僑を入れて商売をさせる。さらに周辺の山岳民族をキリスト教に改宗させて警察と軍隊を構成。
単一民族国家だったビルマは多民族国家に改造させられたという。そして主権者であったビルマ人は農奴に転落させられた。。。
太平洋戦争後にビルマ人は主権を回復するが、旧支配層だった山岳民族やビルマ人不平分子などが糾合してアウンサンスーチーのもとで政権奪取を狙っているというのが現状らしい。彼らの後ろにはイギリスが旧宗主国として利権を貪ろうと働きかけているという。
この内容について、私がハッと気付かされたのが、次の一文。
「ミャンマーが朝日の書くような暗黒国家なら、スーチーなど二十年ものさばらせはしない」
このように、普段我々がニュースで知る内容とは大きく違う裏側のストーリーを解説してくれる。
ほかにも、ペルーのフジモリ大統領の功績(日本のニュースでは悪評が目立つ)や、外国人記者の悪意に満ちた日本報道の現実についても解説。
ニュースを多面的に見つめたい方にはオススメの一冊です。
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