十三億分の一の男 中国皇帝を巡る人類最大の権力闘争

十三億分の一の男 中国皇帝を巡る人類最大の権力闘争

1,232円 (税込)

6pt

習近平の一人娘に世界初直撃!

現代の中国皇帝・習近平が政権を発足させて以来、中国共産党には粛清の嵐が吹き荒れている。検挙された共産党員は、25万人超。なぜ習近平は、そこまでして腐敗撲滅に取り組むのか。

実は、側近すら信用しない習近平の「不信」と「警戒」は、自らを放逐しようとした最高幹部たちによるクーデター計画の露見から始まっていた――。中国13億人からたった一人に選ばれた中国皇帝、その男が直面する生存闘争は、まさに「死闘」とよぶに相応しい。

本書は、優れた国際報道の貢献者に贈られるボーン・上田賞を受賞した朝日新聞記者の徹底的に「現場」にこだわり抜いた取材から、中国共産党の最高機密を次々と明かしていく。

例えば――。
●習近平の「一人娘」を米国・ハーバード大学の卒業式で世界初直撃
●ロサンゼルスに存在した中国高官の「愛人村」への潜入
●側近が次々と逮捕された今際の江沢民が習近平にかけた「命乞い電話」
●「世界秩序」を決めた米中トップ会談、語られざるその中身
などである。

中国共産党が最も恐れるジャーナリストが、足かけ8年にわたって取り組んだ、中国報道の集大成となる衝撃ノンフィクションが、ここに解禁される。(2015年3月発表作品)

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十三億分の一の男 中国皇帝を巡る人類最大の権力闘争 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2018年05月14日

    【頂点への荊道】現場に足を運び,当事者への取材にこだわる中から,著者なりの中国共産党像を描き出した一冊。中国共産党内の権力闘争を主軸としながら,ドキュメンタリー調にその内幕を描いていきます。著者は,朝日新聞社で特派員を務める峯村健司。

    よくここまで取材したなというのが読後の第一印象。一般的な報道で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年01月24日

    朝日新聞の記者による習近平国家主席にまつわる権力闘争を記述。描写が生々しくかつ鮮やかで面白いが、本当に本当なのかは確信は持てない。
    毛沢東、鄧小平、江沢民、胡錦濤、習近平の5世代目のうち特に江沢民からの権力、腐敗、ライバルの追い落としを描いている。胡錦濤は江沢民の院政から逃れられなかった。胡錦濤も江...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年07月29日

    ロサンゼルス郊外にある中国高官の愛人村、習近平氏の娘が偽名でハーバード大学に留学していたというショッキングな内容から始まる。

    社会主義国にありがちなトップによる富の集中は想定内であらるが、それが仮想敵国である米国内で行われていることに驚きを感じる。華僑の歴史を持っている中国としては、人の移住による...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年09月22日

    中国という国に、力強いリーダーが誕生するまでの過程が描かれている部分が一番緊張をしながら読めた。タイトルの『13億分の1の男』は、運も、実力も、類稀なものを持ち備えていることをよく現している、まさにこのタイトルがピタットくる。
    中国という国の政争、覇権争いがテレビや新聞での表面的な伝えられ方とは違...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年05月30日

    習近平が権力を得ていくまでの軌跡を描いた本。

    かなり面白かった。特に、習近平体制が脆弱な権力基盤にあることについて、丹念な取材に基づき、反証していくのは、読みごたえがあった。
    日本がこの強大な権力を持った政権に対し、どのように対峙していくか、有益な考える材料になると思う。個人的には、習近平がパワー...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年12月04日

    共産党大会での胡錦濤退席。李克強の引退。江沢民の死去。そして、中国全土に広がるコロナ対策を契機にした民衆のデモ。異例の習近平3期続投。今、中国で何が起こっているのか。この本は、これらの事件より以前に書かれたものだから、直接的な解説にはならないが、そこに繋がる関係性がよく分かる。単なるゴシップ本ではな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年03月18日

    項羽と劉邦の世界が未だに続いているんだと思った. 情報は足で取るという感じの取材記事.さらっと読める.

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    Posted by ブクログ 2016年02月03日

    中国を永らく取材してきた記者が文字通り「あし」でかせいだ情報をもとに中国の権力闘争を描いてる。それはまさに凄まじいの一言。習近平の権力基盤が江沢民、胡錦濤の権力闘争の結果、強固なものになっていることが理解できた。共産党と軍部の関係も含め、中国の指導者の言動を理解するうえで大いに参考になると感じた。

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    Posted by ブクログ 2015年10月25日

    書店には習近平本が沢山並ぶようになった。中国はよく分からない。13億人もの国民がいて、爆買いで日本に押し寄せる。一方で、2015年9月に発表された中国のGDPは6.9%であり、予想より低い値となった。実際にはさらに低い値ではないかとの予測もあり、経済の減速が懸念される。ボクから見ると、一国共産主義で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年10月24日

    朝日新聞記者が習近平が権力を掌握するまでの直近の中国共産党の活動を関係者への徹底的なインタビューと現地調査(中国のみならず、アメリカもその対象となる)により描き出した労作。

    とにかく情報が生々しく、「権力闘争こそ中国共産党の活力」という著者の仮説を裏付けるように、主に江沢民・胡錦濤・習近平の直近3...続きを読む

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