人麻呂の暗号

人麻呂の暗号

605円 (税込)

3pt

3.8

“歌聖”柿本人麻呂――宮廷権力と密接な関係にあった歌人が高らかに謡いあげたのは無邪気な叙景歌にすぎなかったのか? わが国最古の歌集『万葉集』の成立にメスを入れた時、初めて見えてきた、もうひとつの風景。韓国語・漢語を媒介にして古歌を読み解くことで「ますらをぶり」の歌風は大胆な変貌を遂げた。人麻呂の生涯を辿りつつ、しなやかな日本語研究への道を拓く問題の書。

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人麻呂の暗号 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日本は、オホーツク海で住む人たち、南方から来た人たち、中国や朝鮮半島から来た人たち、
    いろいろな人たちが集まってきたかもしれない。

    朝鮮半島の文化と日本の文化は、共通部分も多い。
    母屋という用語をはじめ、母親を敬う習慣まで、多くの共通部分がある。
    朝鮮半島から多くの人たちが来た記録もあるという。

    0
    2012年03月02日

    Posted by ブクログ

    学校の授業で習った万葉集の歌。ほとんどが叙景詩や叙情詩だと言われていましたが、漢字の意味や朝鮮語から全く違った解釈が出来ることにビックリし、とても興味深い内容でした。

    0
    2015年04月11日

    Posted by ブクログ

    仮説を構築する というのは 重要な意味を持っている。
    歴史を解明するためには、仮説なくして成り立たない。
    歴史とは 『仮説』のつくり方で 方向が決まる。
    多言語教育を受けた 若い人たちが 
    感性あふれる 言葉 に対する想いを 解き明かしていく。
    果敢であることに・・・共感を覚える。

    言葉から沸き立

    0
    2012年10月25日

    Posted by ブクログ

    柿本人麻呂の歌が朝鮮語で解読できるという主張を軸にした話。刊行当時、称賛も批判も多かった問題作。ことばそのものやことばあそびが好きなので、こういう違った角度から解釈をするお話は単純にたのしい。暗号というより、謎解き、パズル、といった感じ。著者は4人で、それぞれの名から1文字ずつ取った共有筆名。この共

    0
    2012年09月16日

    Posted by ブクログ

    jardin de luneさんのレビューで気になってなんとなく家のどこかで見かけたような気がして父の書棚を探ってみたら単行本が見つかったので読んでみた。ということで登録は表紙が表示される文庫だが読んだのは単行本の方。
    内容は……、まあ面白いといえば面白い。特に最初のうちはなんだかわくわくしたし、こ

    0
    2012年09月26日

    Posted by ブクログ

    独自のアプローチで古代の謎に迫る著者の本はどれもなかなか面白いのだが、(真偽のほどはともかくとして)本書も興味深かった。一見不自然とも思える枕詞や掛詞を、さまざまな言語を駆使して紐解いて行くプロセスはけっこうスリリング。特に今回は題材が「謎の歌人」である柿本人麻呂なのだから。個人的には梅原猛氏の説に

    0
    2011年04月05日

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