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人気絶頂の最中、突然芸能界から姿を消した一人の芸人──。「タモリのボキャブラ天国」「進め!電波少年インターナショナル」など人気番組にレギュラー出演していたお笑いコンビ「松本ハウス」は、ハウス加賀谷の統合失調症悪化により、1999年活動休止。その後入院生活を経て症状を劇的に改善させた加賀谷は、10年ぶりの芸人復帰を決意する。相方・松本キックの視点を交えながらコンビ復活までの軌跡が綴られる、感動の一冊。
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Posted by ブクログ
2022/10/22 いい本。ほんとにいい本。娘が挫けてしまったとき渡してあげよう。がんばらなくてもいい、がんばってもいい。とりあえず食べて生きていよう。
そう「である」ものがそう「でない」ものに対して経験や世界観を提示する。本を読む醍醐味とはつまりはそういうところに集約されると思うのだが、その点においてよく書けている。書き手が芸人であるからこそ自分のことを突き放して描写できている部分もある(病状によって薬の量を減らしたり増やしたりしているところとか...続きを読む)し、描写“せねばならない”ところの取捨も実に正確だと読んだ。 統合失調症でない者が読んで”わかった気になる”いいテキストだ。
この疾患は改めて周囲の理解が大事なのだなぁと思う。相方さんは本当に素晴らしいなと思った。最後のあとがき「社会の偏見は根深く、なかなかなくならない。だけど、ぼくは、偏見がなくなることを期待するより、自分がどう生きるかが大事だと考えてるんだ」が心に残った。
実際に統合失調症になった人の立場でこの病気を知りたいと思いよみました。 想像以上に辛い闘病生活に圧倒。そして本人だけでなく彼のすぐ傍らにいてこの病気に対峙していた相方さんから見たこの病気も書かれているので、より統合失調症と言うものを理解しやすかったです。 ただ、この病気は脳の神経が原因とされるけれど...続きを読む、加賀谷さんの場合はストレスが原因で発症したようにも思えるので、発症原因について少しでも触れてあると誤解がなくていいように思いました。
ボキャブラ天国大好きでいつも見ていました。今でも生き残っている人たちもいれば、長らく姿も見ていないのですっかり忘れてしまった人たちも沢山います。 そんなすっかり忘れてしまった人たちの中に「松本ハウス」がいます。 エキセントリックな動きとパツパツの格好、坊主頭で印象深かったハウス加賀谷は、当時統合失調...続きを読む症で幻聴や幻視に悩まされ、大量の薬を飲みながらスケジュールをこなしていたそうです。 そして1999年活動を休止して治療に専念。10年後に再度「松本ハウス」として復活するまでの道を書いています。 松本キックとの絆にぐっときますが、それ以上に統合失調症の凄まじさが分かる本です。 クラスの皆が自分を臭いと言っているという幻聴が聞こえる。窓の外で、相方が自分を見張っている姿が見える。これが四六時中起こるわけですから神経が休まるときは無いでしょう。本当に気の毒だと思います。
生い立ちから現在に至るまで、統合失調症と悩み、戦いながら生きていく日々のストーリーの記録。 これぞ、本の醍醐味が味わえるという本。他人の人生を、文字上だけではあるものの、追体験できる。 統合失調症というものがどういう病気なのか、どういう症状が現れるのか、どのように苦しいものなのか...少し理解を...続きを読む深めることができたように思う。 誰にかは分からないが、突然訪れる病気。 周囲からもなかなか理解してもらえず、自分さえもその病気なのかどうか、どこがどう悪いのかよく分からない。なんて大変な病気なんだろう。 一時期は自殺を考えるほどに仕事に追い込まれたことも。 どんなつらいことがあっても、病気にあっても、希望を捨てず、前向きに歩んでいきたい。統合失調症への理解が少し深まるだけでなく、そんな前向きなエネルギーももらうことのできる本だった。
一言の重み、空白の奥にある思いやりの深さ。人としてこんな風にありたいと素直に思った。二人の姿は心に残り続けると思う。新聞連載時すでに刺さりましたが、やはり刺さりました。描写が細かく症状についてもよくわかり勉強になった。
お笑いコンビ「松本ハウス」のハウス加賀谷さんの病気について、相方のキック松本さんが聞きとり綴ったもの。私は彼らを知らないので、統合失調症を理解するためだけに本著を手に取った。薬を常用しながら社会で生きていく姿を読みたかった。 統合失調症という病気を扱っている本であるが、あえて重い本ではないと紹介し...続きを読むたい。なぜなら相方キックさんをはじめ理解者に恵まれ、加賀谷さんは自分を生きているからだ。後半にかけて加賀谷さんと相方のキック松本さんの友情に泣きっぱなしだった。うらやましいほどの友情だ。 これからも理解者が増えていくことを願っている。
松本ハウスのハウス加賀谷が、文字通り自らの症状を記録した一冊。 当然ながら統合失調症の話なので、非常に重い。。 この手の本は比較的読みなれてる自分でも衝撃だったのは、彼が取り立てて不幸な境遇の家庭環境でなく、それでも重度の精神疾患にかかってしまったこと。 しかも親族にそういう人がいたわけでもなさそ...続きを読むう。 この手の病気に対する偏見を完全に拭い去るのは難しいものの、少しでも理解することが大事だと感じた。
私はテレビを殆ど見ないので、この著者のことは全く知らない。統合失調症の患者の体験記として読んだ。 統合失調症になぜなるのかはまただわからないところが多いとは思うが、草間彌生や著者のように、かなり若い内に発症し、本人も家族も病気と気付かず苦しむことを考えると、、こうした読みやすい本でどんな病気か知らし...続きを読むめることは、非常に意義があると思う。 偏見が根強くあるものの、いつ、誰がなってもおかしくない病気だから。 幻覚や妄想は、肉体的苦痛より耐え難いと推察する。 相方のキックさんの深い優しさに感動。 加賀谷さんには無理して病気を悪化させないで、できれば活躍して、統合失調症の希望の星となってほしい。
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