春画入門

春画入門

968円 (税込)

4pt

3.9

春画の「ウタマロ」はなぜ巨大なのか? なぜ、着衣のままなのか? 春画は何に使われていたのか? いくらで売られていたのか? どんな絵師たちが依頼されていたのか? どのような技巧が凝らされているのか? 90点あまりのカラー図版をつかって、春画の基本の「き」から、やさしく面白く解説。

図版は日本屈指の春画コレクションから、葛飾北斎、喜多川歌麿、鳥居清長、菱川師宣、鈴木春信、渓斎英泉、歌川国貞などの逸品を収録。春画を手がけた一流絵師たちの背景や、代表作についての解説に加え、絵師、彫師、摺師の春画だからこそ可能だった技巧を解説する。

初めて春画、浮世絵を見る人でもなるほどと膝を打つ、目からウロコの「夜の浮世絵教室」開講!

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春画入門 のユーザーレビュー

3.9
Rated 3.9 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    一流の浮世絵師として認められる条件は「春画が描ける」ということであった。今の時代の規範からは春画浮世絵にふれることが出来にくい。しかし、江戸時代は大らかで春画を楽しむことが今ほど憚られるものではなかったとのこと。
    浮世絵師の腕を評価するという点からも春画とはどういうものであるかをこの本で知ることがで

    0
    2019年02月21日

    Posted by ブクログ

    1978年に生まれた岩佐又兵衛が浮世絵の始祖の由.菱川師宣,奥村政信,鈴木春信,月岡雪鼎,勝川春章,鳥居清長,喜多川歌麿,葛飾北斎,歌川豊國 國貞 圀芳,渓斎英泉らが作製した春画の一大歴史を詳しく解説している.ここには写楽と広重は出てこない.それにしても,性に対するおおらかな気質を持った江戸時代の人

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    2016年06月05日

    Posted by ブクログ

    このところ春画ブームらしきものが来ているようだが、十年前に刊行された本作が先駆けになったのだろうか。日本文化の中で春画は平安、室町の時代からありふれてあった(需要があった)もので江戸時代になって隆盛した浮世絵文化と共に爛熟した歴史的経緯が分かりやすく解説されている。

    0
    2023年12月02日

    Posted by ブクログ

    タイトルは意図的に「春画入門」になっているが、より詳しくすれば「浮世絵入門-春画を中心に」となろうかと思われる(著者あとがきにも「念願だった浮世絵の解説書を出せることになり、喜びもひとしお」とある)。
    私はさほど浮世絵を知らないので、浮世絵の入門書が欲しいと思っていたのだが、この新書はその要望に適う

    0
    2016年03月02日

    Posted by ブクログ

    春画展の予習復習に。
    前半は浮世絵の基礎知識の説明で、後半に代表的な春画、浮世絵師の紹介。
    春画展では混んでいてじっくり見れなかったものも、自分のペースでじっくりと。でも、電車の中で読むのはちょっと周りに注意が必要かも。

    0
    2015年12月19日

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