曼荼羅道

曼荼羅道

770円 (税込)

3pt

3.2

【第15回柴田錬三郎賞受賞作】家業の薬売りを手伝うために妻の静佳とともに富山に戻った麻史は、祖父が残した書き付けから「曼荼羅道」の存在を知る。祖父の蓮太郎は戦時中マレー半島に渡り、部族の娘サヤを現地妻としたのだった。現代を生きる麻史と静佳、戦後を乗り越えてきた蓮太郎とサヤ。二組の男女の人生が、やがて「曼荼羅道」で交錯する。圧倒的な迫力と濃密な筆致で描く家族、愛憎、そして性。傑作長編。

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曼荼羅道 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年03月22日

    曼荼羅道を探しに行くといって出て行ったまま行方不明になった麻史と静佳。
    戦局が厳しくなりまた戻るといったまま日本に帰国した蓮太郎とサヤ。
    歴史を超えたストーリーに、楽しく読めた。

    12/03/22-35

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月05日

    富山の薬売り。いく先々の家に、薬箱をおいてもらい、使った分のお代をいただいて、新しい薬を補充していく。そんなあらかたなことは知ってはいるが、実際は、どうだったのか? 台帳をめぐって、南国の島まで、足を延ばした商売がうかびあがってくる。綿密に資料にあたった作品である。ただ、そのありかたと想像的展開は上...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    地獄へ続く生者と死者の狭間道、坂東さんの作品は読後に疲れる(笑)
    「狗神」「死国」でホラーブームに乗った彼女、僕としては2作品で、もういいやだったんですが・・「旅涯ての地」で見直して、読み続けています。
    この「曼荼羅道」は、不可思議な異次元世界とか時を越えた体験とか幻想、SFっぽい面より戦中、戦後の...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    すんごいぶっとい本。
    ただ最後まできちんと謎がとけないところが残念。でも女性でこんなにぶっとい文章かけるってかっこいーな。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    時代が違う、主人公が違う、各々の場面が最後に交錯する書き方は、推理小説を読んでいるようです。ちょっと最後が迫力にかけた感じがしたので★3つにしました。

    0

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