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剣を握ったのは遠い過去、今では書物を手放さず、暇さえあれば読書にふける柳生十兵衛は、一応、将軍家剣術指南役たる柳生家の御曹司。先日までは徳川家光の小姓も務めていた。だが家光の勘気を被り、目下、小田原にて謹慎の身。謹慎これ幸いと読書にうつつを抜かす十兵衛だったが、小田原城主阿部備中守から城下の不逞浪人の調査を依頼される。十兵衛は、筋骨隆々の従者一兵衛と探索を開始するが……。読書家・柳生十兵衛が、小田原に巣くう〈魔〉に挑む!
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Posted by ブクログ
ストーリー展開は、さすが谷津矢車!って感じ。 戦闘シーンが、少し物足りない。最初の戦いでは苦戦した末に負けるのに、2回目には見切ったのか比較的あっさりと勝っちゃう。もう少し苦悩して欲しかった。
新しい柳生十兵衛像の提示としては成功しているんだろうけど、なんというか、物語の楽しさにちょっと欠けているというか、どこかできいたことのあるような登場人物とストーリーがね。 柳生十兵衛に設定されている属性が、そうそう活かされていないのも残念。 どちらかというと、時代小説枠よりもラノベ枠で出していた方が...続きを読むしっくりしたかもしれません。
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