方舟(はこぶね)は冬の国へ

方舟(はこぶね)は冬の国へ

660円 (税込)

3pt

カメラと盗聴器で監視された別荘で、初対面の女性と少女と、仲睦まじい「家族」を演じる。失業中の十和人(つなしかずと)が請けた仕事は、そんな奇妙なものだった。期間は一カ月。そして、法外な報酬。いったい、誰が? なんのために? 滞在を始めた3人の周りで起きる不可思議な現象。家族と、その愛のあり方をめぐる、鮮烈にしてキュートなファンタジック・ミステリー!

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方舟(はこぶね)は冬の国へ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2010年03月02日

    カメラと盗聴器の仕掛けられた別荘で、初めて会う女性を妻として、
    少女を娘として一ヶ月暮らすことを条件に大金を提示されたカズト。


    唐突に始まる生活に不自然さと緊張を覚える一方で、それ以上の違和感に、
    徐々に気づくカズト。
    一方ほんの少しずつ親密になりはじめた妻・ヒロコと、
    なぜかテレパシーで会話も...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    五月の連休が終った頃はローワークに仕事を探しに来ていた十和人(つなしかずと)は、失業をしていた。
    帰り道にオリエント・リサーチ(民間の調査会社)の調査員と名乗る男に話しかけられた。
    「ある場所に一ヶ月くらいの間滞在して欲しい」と依頼されたのだ。
    多少不自由な思いをさせられる事は聞いたのだが、支...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年02月13日

    カメラと盗聴器で監視された別荘で、初対面の女性と少女と、仲睦まじい「家族」を演じる。失業中の十和人が請けた仕事は、そんな奇妙なものだった。期間は一カ月。そして、法外な報酬。いったい、誰が?なんのために?滞在を始めた三人の周りで起きる不可思議な現象。家族と、その愛のあり方をめぐる、鮮烈にしてキュートな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年04月26日

     エンディングに向かうにつれて切なさがこみ上げてくる。別れてほしくない、ずっと一緒にいてほしい。自分のことのように願ってしまう。そして最後に掛けられる声がもっとも求めていたものであろう。温かい気持ちになれる読後感。作者の最近の作風が変わってきただけにこういう家族愛を感じさせる作品はいまや貴重。またこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年03月16日

    盗聴カメラとマイクが設置された別荘内で、1ケ月間、他人と疑似家族として生活するというお話。
    すごく不思議な世界観。唐突な始まりとあっけない終わりに見事にはまってしまったかんじがする。ぐいぐい読ませてくれる本だなぁと思ってはいたけれど、ラストになるとかなり感情移入して読んでいた自分に気付き驚いた。おも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    職安で声をかけられて引き受けた仕事は
    『家族』を演じるという、奇妙なもの。
    初対面の状態で、果たしてどこまで要求された『家族』を
    演じていけるものなのか…。

    ちらりと出てきた小話が、ここまで生きるとは…と
    ちょっと違う意味で驚きましたが、更にその性格に…w
    ここまでくれば、いっそ見事としか言いよう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年06月30日

    2007/9/9大阪国際空港の本屋で購入。
    2014/6/26〜6/30

    7年ものの積読本。
    見知らぬ3人が一ヶ月間別荘で擬似家族を演じさせられる、という変わった設定の多い西澤作品の中でも突出した設定。誰が何のために、というところが、ずーっと引っ張られたままストーリーが展開。そして結末は切ない。タ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    変則的なシチュエーション・ミステリーかと思いきや...
    中盤辺りから様子が変わりストーリーは大きく展開する。

    宗教的な意味合いを持たせながらも表面上は
    ラブストーリーという構造は充分に面白い。
    主人公2人の過去エピソードなどがラブストーリー
    として読ませる要因として、実に効果的。

    苦手だった超能...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年12月31日

    すごく突飛な設定で、いったいどういう話になるのかと思いましたが着地点にはびっくりしました。これはSFになるのでしょうか…。切ないラストだな…未来はどうなるんだろう。気になる気になる。

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    お伽話のようなタイトルに惹かれて購入。
    積ん読だったのですが、気になっていたので読んでみました。

    ありえない設定に慣れるまで少し時間がかかりましたが。
    分量の割に文章が軽めですごく読みやすかったです。

    ただ、最後の収束の仕方は無理矢理のような気がしないでもありません。
    いろいろな伏線も...続きを読む

    0

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