人間はどういう動物か

人間はどういう動物か

825円 (税込)

4pt

4.3

人のおっぱいはどうしてこういう形になったのか。一夫一妻の論理と流行のファッションとの意外な関係とは。少子化のコストベネフィット。戦争の背後にある、遺伝子に組み込まれた攻撃性とは別の「美学」の問題。科学と神はほんとうに対立するのか。――動物行動学の草分けとして長く第一線で活躍した著者が、あえて動物学的見地から「人間」を問う。言葉をもって概念を生み出すようになった人間は、どのような存在になったのだろうか。身近で多彩な例を引きつつ、表面的な現象の奥にある人間の行動論理を、やさしく深く考察する。

...続きを読む

人間はどういう動物か のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    利己的な遺伝子、ホトトギスはどうやってホーホケキョ と鳴くのか。他のホトトギスから話して育てた鳥に、カラスの鳴き声を聞かせても興味を示さないが、ホトトギスの声には耳を傾け、学習する。環境か、遺伝か、というが学ぶべき内容が遺伝で決まっているのだ。

    その他、textureや倫理の話が印象的。
    視覚から

    0
    2020年12月17日

    Posted by ブクログ

    人間は動物の中でも特別な存在である、と人間は思っているが、本当にそうなのか?ということを追及する一冊。僕個人としては、人間も動物である、そして動物でいいではないか、という意見をもっている。

    0
    2014年03月20日

    Posted by ブクログ

    人間はどういう動物か?という問いは、人間はどう生きるべきか?という問いにとってかわり、生きる勇気を与えてくれる。

    0
    2013年06月27日

    Posted by ブクログ

     日本の動物行動学の先駆者のお一人である故:日髙先生のエッセイ的な本。(2008年) 文章が知的でユーモアがあり面白いです。

    3章から成り、表題作(人間とはどういう...)は、第1章だけですが、読み終えると、やはりタイトルをもう一度考え直してしまうから凄いです。

    ドーキンスの「利己的遺伝子」説や

    0
    2024年03月06日

    Posted by ブクログ

    「人間はどう生きるべきか」ではなく、「人間とはどういう動物か」という視点で自然科学、動物行動学、哲学を描いた本。詳細を端折って丸めてしまっているところは読んでいてもやもやしたけど、ローレンツからドーキンスへの変遷はコンパクトにまとまっており、さらっと読むのにちょうどよかった。

    0
    2021年01月02日

    Posted by ブクログ

    人間が体毛を失った理由として、水生哺乳類説は化石の証拠が出てこないし、ノミ・シラミ説はゴリラやチンパンジーに付かないため考えにくい。体毛を失って発汗することにより長距離を走ることができることが狩りを有利にしたという説が有力だが、狩りをしない女性も体毛を失ったことが説明できていない。

    先進国で少子化

    0
    2018年10月31日

    Posted by ブクログ

    表題の通り、人間が一つの動物であるところに立脚点を置いて論を進めている。しかし、表題に対する明快な答は得られない。
    トリビアとなりえる様々な事象を紹介してくれた点では非常に興味深い内容だった。しかし表題の答えを知りたいと思う読者にとっては、すこし回り道が過ぎるかもしれない。特に第二章「論理と共生」で

    0
    2021年01月15日

人間はどういう動物か の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ちくま学芸文庫 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

日高敏隆 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す