にほんご歳時記

にほんご歳時記

730円 (税込)

3pt

4.0

季節の移り変わりも、言葉がなければ、ただ目に映って消えていくばかりである。一見、当たり前に見える四季それぞれのことを「歳時記」として、一つひとつの言葉にすることによって、我々の先祖は、「季節」を意識していった。そして、その有り難さを想った。すでに失われたもの、受け継がれているもの、気がつかないほど当たり前になっているもの。例えば。年中、食べられるマグロに季語なんてあるのだろうか? 実はある。江戸時代、マグロは冬にしか食べられなかった。その名残で今でもマグロは冬の季語なのである。そんなこと知らなかった! でも季語があったからこそ、本来のマグロや当時の日本人を知ることができる。日本文献学を専門に、海外で活動していた著者は、イギリス、フランス、中国の言語や文化に明るく、比較しながら日本独自の季節感を本書で解説する。薫る風、朧月夜、蝉合唱……四季をきちんと味わう大人になれる100の言葉。

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にほんご歳時記 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    俳句の歳時記ではなく、いろいろな言葉を春から順に100取り上げて、語源、関連する和歌や俳句、漢詩、詩、昔の生活などに蘊蓄を傾け、著者の考えも加えたもの。読んでいて非常に楽しい。うーん、自分はこういうものが好きなんだなあ、と今更ながらに思う。
    昔は、大名などは陶器の枕を使った。うわー、首が凝りそう。庶

    0
    2020年03月16日

    Posted by ブクログ

    日本語から感じられる季節感にまつわる全100項の雑学的エッセイです。春から冬まで、25編ずつです。

    夏目漱石が落語の影響を受けた文体であるとか、台風は昔は颱風と書きさらに昔は野分と言ったとか、枯れ尾花の尾花はススキのことだとか、日本の四季にまつわるなにげないのだけれど僕なんかは全く知らない雑学の数

    0
    2023年05月28日

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