サルトル 失われた直接性をもとめて

サルトル 失われた直接性をもとめて

990円 (税込)

4pt

4.8

真実にじかに触れることは可能か

私たちが、「本当の自分」に出会いたい、愛する人の心を見極めたいと思うのはなぜなのだろうか。想像上のもの、他者、過去や未来、社会……私たちの周りにあって、意識が直接到達できないものと接近し直観することの可能性を徹底的に考察したサルトル思想の真髄を問い直す。

[内容]
I わたしは世界にじかに接している
II 時間性あるいは自己からの距離
III わたしは他者に到達できない
IV わたしを疎外する歴史と社会
サルトル小伝
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サルトル 失われた直接性をもとめて のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    わたしがサルトルを学ぶ上で最初に手にしたもの
    梅木さんの遺稿でもあります
    これを読んでから『嘔吐』を読むと新しい発見があるのかもしれない

    手に取るように頭に入ってきて容易に理解することが出来た
    あくまで本文の内容のことについてだけれど..
    サルトルの思想そのものの理解はまだまだこれから

    0
    2010年01月01日

    Posted by ブクログ

    まさに「人と人」の間、触れ合いにある問題を取り上げた、サルトル哲学の入門者向け良書。これは、哲学云々ではなく、人間関係・恋愛関係・自己追求の局面に対峙するすべての人へのメッセージであり、エールです!! 悩んでいる人程、読んでごらん。 著者は本書が遺著となった・・・・黙祷。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    著者のあとがきが感慨深い。いわくD1の時にサルトルが読めなくなったと。サルトル自身もフッサールについてそうした「汲み尽くし」があったと。その後の本書であっただけに、文章は流れるようでいながら、新たな驚き(可能性)と限界がちりばめられ、熱があります。

    ・サルトル的人間は、ひとりひとりが光を発し、世界

    0
    2016年05月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    コアになる以外の人物については、そこを踏破した先人のルートをまず倣いたいというのが、自分の考えである。
    道がどうできているか、何でできているか。そうした問いを全ての道へ向けることができれば文句はないが、それには時間が限られている。
    だから、そうしたものをいちいち解体するのではなく、道を歩くガイドの言

    0
    2011年12月03日

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