ストックホルムの密使(下)
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ストックホルムの密使(下)

693円 (税込)

3pt

日本の存亡にかかわる連合国側の極秘情報を携えて、日本国籍を失った賭博師森四郎と元ポーランド情報将校コワルスキは、スウェーデンからもう一つの中立国スイスへ向かった。連合国占領下のドイツを突破し、対日参戦の準備を進めるソ連を横断して、遥か2万キロを日本へと駆け抜ける。「祖国とはなにか」をドキュメンタリー・タッチで描く〈第二次大戦秘話三部作〉完結編。

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ストックホルムの密使 のシリーズ作品

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  • ストックホルムの密使(上)
    781円 (税込)
    イタリアは降伏、ベルリンも陥落した第二次大戦末期、孤立無援の日本では、米軍による本土空襲が激化し、戦局は絶望への道を辿る一方だった。日本政府はソ連仲介の終戦工作を模索するが、スウェーデンに駐在する海軍武官・大和田市郎は、瀕死の日本にとどめを刺す連合国側の極秘情報を入手した。日本が滅亡する前に、その情報を軍上層部に伝えるべく、いま二人の密使が放たれた……。
  • ストックホルムの密使(下)
    693円 (税込)
    日本の存亡にかかわる連合国側の極秘情報を携えて、日本国籍を失った賭博師森四郎と元ポーランド情報将校コワルスキは、スウェーデンからもう一つの中立国スイスへ向かった。連合国占領下のドイツを突破し、対日参戦の準備を進めるソ連を横断して、遥か2万キロを日本へと駆け抜ける。「祖国とはなにか」をドキュメンタリー・タッチで描く〈第二次大戦秘話三部作〉完結編。

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ストックホルムの密使(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年09月30日

    戦争は情報戦だと言われるのに、現実から目を背け耳を塞ぎ、信じたいものだけを信じ、国内の重要機密をスパイに筒抜けにし、外交も腹立たしいほどにヘタクソで、国力差は圧倒的不利。そもそもこんな国が何で戦争なんて始めてしまったのか。この非常時に陸軍と海軍は対立し合い、大和田文書が早い時期に届けられたとしても、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年04月20日

    なんという結末・・・

    ストックホルムから占領下のドイツを抜ける過程は、
    なんともスリリングな展開になっている。

    そこから、大陸を更に駆けてゆくとは・・・

    それにしても、大本営を始めとする、
    当時の日本首脳陣の感度の悪さはとてももどかしい。
    よく終戦を迎えることができたと思う。

    0

    Posted by ブクログ 2011年09月25日

    終戦の間際、国の存亡をかけて、それぞれの場所と立場で奮闘する人たち。おもしろかったぁああー!久々の「読み終わるのがもったいない本」でした。いろんな立場や役職、はたまたいろんな国の人々が登場しますが、みんなすこぶる魅力的!また、佐々木作品にしては(失礼!)、なんとも言えない爽快感があり、終盤の盛り上が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年12月24日

    戦局の客観視自体が難しくなっていた大戦末期の帝国政府とドイツ敗戦後の世界体制の思惑が絡みどのように太平洋戦争を終結させるかの布石を始めた米英とソ連。欧州からの兵員を極東に再配備するために時間が必要なソ連とソ連参戦前に日本との戦いを終結させたい米英。その中でソ連参戦のタイミングと原子爆弾の実戦使用とい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年02月19日

    どこまでが真実かは分からないが、開戦や終戦に関しての超一級の情報を日本が活用出来なかったのは確からしい。今に至るまで日本はインテリジェンスのレベルが低いのが悲しくてならない。

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    Posted by ブクログ 2012年04月25日

    史実と虚構が入り混じった冒険活劇。
    ノンストップ。一気読みです。
    終戦の決定が下るまで、抗戦派と和平派がギリギリのバランスを保っていたのかもしれない。理屈だけでは、人は動かない。
    終戦後の関係者が間接的に描かれているのもよい。

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    Posted by ブクログ 2010年06月23日

    第二次世界大戦シリーズ3作目。上下巻。前の2作と比べると、物語自体が長いこともあり前半に大きな動きはありません。上巻の後半から物語が加速してゆきます。シリーズを通して登場する人物の個性がここにきて「あぁ、これで3部作も終わりなのだ…」と言う感慨を後押しします。

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    Posted by ブクログ 2010年03月27日

    面白かった、と余韻に浸れる作品。第2次大戦3部作のトリを飾るに相応しいボリュームに、苦もなくスッキリと読ませる文体は素晴らしい。後半でドタバタ展開する状況に振り回される四郎には、ちょっと同情。

    0

    Posted by ブクログ 2012年01月18日

    (★★★より上の ★★★+ )

    どこまで行っても報われない命がけの密使。

    結局すべてに間に合わなかった。


    下の “引用” を何と読むか。
    これによって、数知れない命が。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年10月09日

    「ベルリン飛行司令」「エトロフ発緊急電」に続くやつ。エトロフ〜では出てこなかった安藤大尉が出てきて、安藤大尉!!!ってなります。

    ストックホルムからの密使、いつになったら密使出てくるん…?と思いながら読み進め、上巻の最後でやっと放たれます。下巻は、えー!どうなるのー!先が気になるぅぅー!と、引き込...続きを読む

    0

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