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Posted by ブクログ 2021年10月30日
19世紀のナイジェリアが舞台。
独自の神を信じ崇め、家族・ムラという単位で生活していた共同体に、キリスト教伝道師の入植により植民地化していく様を描く。中盤までは、文化や生活、信仰などについて淡々と描かれていますが、その後の畳み掛けるような展開がすごい。
時代も国も違いますが、どこか今の社会にも共通す...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年04月14日
アフリカ文学というくくりが正しいのか、自信が持てないが、疑いの余地なく、優れた文学である。
未知の世界。加えて、読みにくい、非直線的な書き口。私から見ると、非情で、矛盾を感じる文化。
しかし、最後まで読み通し、その言われようのない悲劇的結末に接し、全てに予期せぬ意図を感じたのだ。人間社会、人間と...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年03月29日
少し前に文庫化されぜひ読みたいと思っていた一冊。アフリカ文学の父といわれる、チヌア・アチェベの記念碑的一冊ということ。アフリカ文学には聡くないので、そういう意味での評価はできないが、歴史的背景も合わせて様々な学びを与え、人間と歴史の気づかない側面を教えてくれた。
未開のアフリカ、一部族を取り巻く...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月21日
植民地支配される前のアフリカの伝統的な暮らしの素晴らしさを描き、欧州の文明到来により崩壊していく嘆かわしいお話かと思っていたら、もっと深くてたくさんの要素が詰まったお話でした。
アフリカの集落の日常は物珍しく、慣習や考え方の違いは読んでいておもしろいですが、予想外に残酷で不可解だし、英雄オコンクゥア...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月26日
重い話でした。
伝統を守るとは?
その中で地位を築くためには?
その一方で、その伝統に潜む非科学的・非人道的な掟を守り続けるのはなぜか。
それらを打破するのが、侵略に依ってしまうのが辛い。
初めてのアフリカ文学。
田舎者の私には、舞台となった前世紀初頭のナイジェリアの話が、なんだか知らない世界の話...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月06日
「読書会という幸福」(向井和美/岩波新書)で紹介されていた本。初めてのアフリカ文学ですが、読みどころの多い小説でした。著者のアチェべはナイジェリア出身のイボ人作家。
1958年にロンドンで発表された本書は「アフリカ文学の父」と呼ばれるアチェべの最高傑作とされています。
(以下、プロットに若干触れま...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月23日
・アフリカ文学史上最高と呼び名の高い小説
・アフリカの村で一代で名声を築いた男が主人公
・父親を反面教師に努力をする
・隣の村と戦争を起こす代わりに人質を捉えて自分の家で育てる
・村のならわし、神のおつげにより、自ら大事にしていた人質の子を殺めてしまう。そこから暫くは食事もせず。
・偶発的な事後で同...続きを読む
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