公暁―鎌倉殿になり損ねた男

公暁―鎌倉殿になり損ねた男

1,100円 (税込)

5pt

3.0

公暁とは、鎌倉幕府二代将軍頼家の子息であり、三代将軍実朝を殺害した人物として広く知られている。しかし、その母や育ちなど、謎が多い人物でもある。実朝暗殺事件は、『吾妻鏡』および『愚管抄』をはじめ多くの史料に記載されているが、公暁の経歴を伝える史料は極めて少ない。また、この事件に絡んで『吾妻鏡』に登場する人物達の業績の多くが他の史料に見当たらない。そのため、公暁に関する研究は十分進んでいない上、公暁の周辺人物達に関する研究も多くはない。そこで、本書では、公暁およびその兄弟について入手しうるすべての歴史史料を体系立てて説明し、これらの史料から生ずる様々な疑問を提示・解消していく。

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公暁―鎌倉殿になり損ねた男 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    冒頭の公暁が「くぎょう」と読まれているけれど「こうぎょう」の誤読でしょうというのはなるほどそのとおりだなという感じ。

    比企の娘(一幡母)が『吾妻鏡』において頼家の「妾」と書かれているのは北条側から「室」と記したくないためかもしれず、一概に「妾」ということで論じていくわけにもいかないのでは…と思う。

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    2015年05月19日

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