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不老不死が実現した日本。しかし、法律により百年後に死ななければならない――西暦2048年。百年の生と引き替えに、不老処置を受けた人々の100年目の死の強制が目前に迫っていた。その時人々の選択は――!?
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Posted by ブクログ
近い将来にありそうな未来のお話。 人の命とは、命の重さを考えさせられるお話です。 官公庁の描写がリアルで好きです。
百年以上生きられる世界。最初は楽しいかもしれないが自分の寿命がハッキリと分かってしまうってのは恐ろしすぎないか
面白い!百年生きれてその後は死が待っている。それを選択するかは自由。そして、いざその日が近づくと人の心は揺れる。当然やと思う。そしてその死を回避しようとするズルい人間も当然居る。ドンドン読み進めてしまった。登場人物も魅力的であり、近未来的な設定なのに、今現在の腐敗した自己中な政治家たちは健在させてい...続きを読むる。いくつかの場面で次々登場する人たちがどこかで繋がって行く。その人たちの先を知りたくて読む手が止まらなかった。 引き継ぎ下を読むとしよ〜!
不老不死と百年から連想して、難しい法律や精神論を思い浮かべていました。 読み始めると、政治に詳しくない私でもわかり易く、登場人物の 苦悩や気概が伝わります。 もし仮に人類が不老不死を手に入れたならば、きっと自分も考えるだろう生死論。 読み終えて、こんなに満足したのは久しぶりです。 おすすめです!
百年法:〔不老化処置を受けた国民は処置後百年経過したら安楽死しなければならない〕 近未来の日本を描いた独創的なお話でした。苦手な政治のお話もとても面白く、首相の遊佐さんのような方が今の日本に現れてくれたらどんなに心強いか…なんて思いながら楽しく読み進めました。 このお話の中には不老化処置を受け...続きを読む、死にたくないと右往左往する人間の様子も描かれています。私は生にあまり執着がないのでその様子にあまり共感は出来なかったのですが、いざ、不老で生き続けなければいけないとなれば、またそれはそれで恐怖や混乱に見舞われるという人間心理が描かれていて、興味深かったです。 最近は、混沌さが増し、荒れて、日に日に人間が雑で幼稚になっていっている気がしてなりません。人間は進化しているようで、実はかなり衰退してきている気さえします。小説の表紙一つにしても、手に取る気もしない物が増えてきました。 食べる、寝るという本来単純な生活のはずが、異様な忙しさの中で大切なことは忘れられている気がします。。 こんな時こそ、広く読んでもらいたい作品だなと思いました。
取り敢えず上巻を読み終えた。 評価以上の面白さ。 近未来でありSF要素もあるが、やはり対人間が1番怖い。 展開も早く分かりやすい。 早速、下巻を読む。
貴志祐介の作風に似ているということで初めて山田宗樹の作品を読んだが、面白くて一気に読み進めた。 テーマである不老不死に関してはまだ現実味のないSFの世界だが、日本が衰退していきこのままでは中国・韓国に飲み込まれてしまうなんていう状況は数十年後に現実になっていそうでフィクションながらも危機感を持つよ...続きを読むうな気持ちにさせられた。 不老不死化の処置を受けてから105年後には必ず死ななくてはいけないという法律を受け入れずに拒否した人達のムラがあるというが、私なら永遠にいつ死ぬか分からないまま生きるほうがよっぽど苦痛だと思う。 命や体の若さに期限があるから頑張るのであって、老いもせず死にもせずじゃあぼやっとした人生になりそうだ。 裕福でもなければストレスまみれの仕事に耐えて永遠に生きていくことになるし、発狂するか絶望して自殺するかだろう。
本屋大賞入賞作品から。いわゆるディストピアもの。タイトルから、生命に関わる法令にまつわる物語、ってことは想像に難くないけど、逆に、ある程度予測が成り立つ題材について、いかに奇想天外に料理するかというところが作家の腕の見せ所。まだ前半だけど、今のところ、それは非常に上手くいっているように思える。こうや...続きを読むって百年を縛ることによって、無理なく政治の問題点を浮き上がらせることに成功している。続々と問題点が噴出しているこの法令、後半でいかに結論付けられるか。目が離せない展開。
ドキドキが止まらない。早く続きが読みたくてすぐ読破してしまった。日本が戦後もし別の道を歩んでいたら、こんな世界があったかもしれない。「死」がなくなることで「生」への意識も薄れていく。「生」への実感がなくなっていく。私たちは「死」に向かって「生」きているからこそ、向上心や危機感を持って生きていけるのか...続きを読むもしれない。両親や兄弟に年齢が追いついてしまう感覚は、想像できないほどに違和感があり、歳をとることの素晴らしさも感じることができた。豊かに歳をとっていきたい。下巻も楽しみ!
うーん、これは評判に違わない傑作だ。老化を進めないウイルスが発見されて、日本は太平洋戦争後、アメリカの主導のもと、HAVIが導入された。HAVIという処置を受けることによって、人々は若さを保つことができるようになるが、百年法によって、処置後百年で安楽死を受け入れなければならない。この百年法を巡って、...続きを読むテロ、デモ、政治的混乱、いろいろなことが起こる。架空の状況設定に対する社会や人々の動きの詳細な描写が素晴らしい。視点人物が何人も出てくるのだが、心の動きがリアルで飽きさせず、ページをめくる手が止まらないのだ。この設定はなんの比喩だと言っていいだろうか。人々は皆、恐ろしいほどの孤独なのだ。究極の老人社会?究極の個人主義?死の意味を問う?老化とは何かを投げかけている?下巻の展開に目が離せない。
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