悪者見参 ユーゴスラビアサッカー戦記

悪者見参 ユーゴスラビアサッカー戦記

715円 (税込)

3pt

「世界の悪者」にされNATOの空爆にさらされたユーゴ。ストイコビッチに魅せられた著者が旧ユーゴ全土を歩き、砲撃に身を翻し、劣化ウラン弾の放射能を浴びながらサッカー人脈を駆使して複雑極まるこの地域に住む人々の今を、捉え、感じ、聞き出す。特定の民族側に肩入れすることなく、見たものだけを書き綴る。「絶対的な悪者は生まれない。絶対的な悪者は作られるのだ」。(解説・田中一生)

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悪者見参 ユーゴスラビアサッカー戦記 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年03月14日

    この本は、著者・木村元彦によるユーゴ内紛のルポタージュである。
    ピクシーことドラガン・ストイコビッチ選手の華麗なサッカーに魅了され、ユーゴスラビアサッカーを愛してやまない著者が
    「サッカー」というフィルターを通して、自らの目と耳と足で体験した当時のユーゴ情勢を
    一般人の目線でそのまま書き綴って...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年06月13日

    サッカーと政治の冷たい現実

    「 7つの隣国、6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文字により構成される1つの国」ピクシーことストイコビッチなど数々のタレントを輩出してきた多民族国家旧ユーゴスラビア。1990年代の内戦、紛争を経て、1999年にNATOによる空爆を受ける中、それぞれ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    『誇り』がストイコビッチに焦点をあてた本であるのに対し、これはユーゴスラビアサッカー全体に焦点をあてた作品。
    そして、そのサッカーを切り口にして、ユーゴスラビア紛争やコソボ紛争などを見事に描きだしていると思う。

    自分がワールドカップを見始めたのが、98年のフランス大会。そこにはユーゴもクロアチアも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    90年代に起こったバルカン半島の悲劇を、
    フットボーラーを通じて記している
    「皆が仲良くすれば戦争なんて起きないのに」とか思っている人は読むべき

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    木村元彦氏のユーゴスラビア書籍第2弾ですね。誇りとともに、サッカーファンにはお勧めですね。今回はさらにサッカーだけでなく世界情勢まで含み、スケールアップした感じがしますは!儚くも美しいユーゴスラビアサッカーとその裏側にあるもの…

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    Posted by ブクログ 2018年01月13日

    サッカーはよく分からない。ルールは知っているし、日本リーグの頃は
    閑古鳥鳴く国立競技場にさえ行った。でも、Jリーグになった最初の1年
    だけは試合の結果も追っていたが、諸事情によりサッカー観戦を止めた。

    ストイコビッチをはじめ、ユーゴ出身のサッカー選手は辛うじて名前を
    知っているくらいだ。だ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年11月18日

    われわれがさして関心がない事柄でも、マスコミの報道というのは知らずしらずのうちに耳にはいってくるもので、その点ではマスコミの力は大きい。

    当時からテレビも新聞もあまり見ておらず、ユーゴスラビア紛争やコソボ紛争に特に関心があるわけではなかったけれども、セルビアに関する悪評はなんとなく知っていた。民族...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年12月08日

    カバーの写真(”NATO STOP STRIKES"と書いたアンダーウェアを着ているストイコビッチ)のシーンは、TVのニュースで見ておぼろげながらに記憶に残っている。しかし、あの時ストイコビッチがどんな苦悩の中にいたのかを当時の自分は全く想像できていなかった。
    著者の(あくまで、サッカーを...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年08月30日

    スロベニアとクロアチアには観光で行ったこと有り。あの時、世話になった人々(私と同年代の人もいた)は大変な時代を生きてきたのか。色々思う所がある。また読み直そう。

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    Posted by ブクログ 2010年07月10日

    ストイコビッチがTシャツにこめた「NATO Stop Strikes」のメッセージを当時ほとんど理解していなかったことを恥じました。

    もっと、もっと、世界のことを知らないとダメだなぁ。

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