最終退行
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最終退行

1,023円 (税込)

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現場銀行員による腐敗幹部との誇り高き闘い!リアリティーあふれる長編銀行ミステリー。

「負け組」と言われる東京第一銀行の副支店長・蓮沼鶏二は、締め付けを図る本部と、不況に苦しむ取引先や現場行員との板挟みに遭っていた。一方、バブル期の経営責任もとらず、公的資金に頼りながら、なおも会長として院政を敷く元頭取を陥れようと策謀を巡らすリストラに遭った行員。その攻防から銀行ぐるみの不正の匂いをかぎつけた副支店長は、組織に反旗を翻す。攻守ところを変えるスリリングなドラマから現代サラリーマン社会の構造的欠陥を浮き彫りにする。

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最終退行 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年08月24日

    半沢直樹シリーズの前身といっていい本作。起承転結を池井戸潤イズムで駆け抜けて軽快なテンポが読みやすい。序盤でヘイトを貯めて終盤でひっくり返してすべてを吐き出すパターンはこの頃から健在。やっぱり池井戸潤の作品はこうじゃなくちゃ面白くないとうなりました。

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    Posted by ブクログ 2021年06月22日

    いやー、、、面白い、面白い。
    本当に池井戸潤さんの小説は、時間泥棒。あっという間に引き込まれて、離れられなくなる。
    真面目に働く主人公が、企業論理に嫌気がさし反旗を翻して自らの信念を貫き通す。主人公も決して正義面した四角四面の性格ではなく、清濁併せ呑む一面を持つところが、池井戸潤さんの小説に魅入られ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年10月30日

    半沢直樹が終わった今。

    もう、ぜひこれもどうにか映像化してくれないだろうか。

    楽しみに楽しみに待ってます。どうかこれを映像化してください。興奮する。絶対。絶対興奮する。

    そうだなー主役はー誰がいいかなぁ。半沢直樹のイメージ強すぎるから同じ俳優は使いまわせないなぁ。と考えてしまうくらい映像で見た...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年09月29日

    池井戸潤を続けて読みたくなって2004年頃の発刊の作品ですが、つい買ってしまいました。
    大手都市銀行で副支店長を務める蓮沼鶏二40歳が主人公。ずっと地道に銀行員として勤めてきたが、取引先への貸し剝がしによる取引先社長の自殺への無慈悲な対応に遂に銀行に叛旗を翻す。同時に同銀行の会長と融資ゼネコン社長と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年05月22日

    タイトルから予想される内容を遥かに凌駕するスケールの結末。ミステリーに疎い私には、読めど読めど先は読めなくて…。決して清廉潔白とは言えないし共感できない言動も多いけれど、大事な人を守るために、という人の心を踏みにじる人間を許さぬ蓮沼の姿には、温かさも感じました。にしても、縦にも横にも敵ばかり、に思え...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月12日

    不器用だけで実直な副支店長、蓮沼さんが何ともかっこいい。
    不倫はちょっといやだけど、長崎出向にも気持ちよくついていける彼女も素敵。

    悪事の詳細はなんとなくもやっとしたままだったけど、
    負け組がかっこよく勝ち組に立ち向かうのが痛快。
    悪の新川さんも憎めないカッコよさがあるのかも〜

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    購入済み

    面白いです

    2017年02月01日

    あっと言う間に読みきりました

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    Posted by ブクログ 2023年12月30日

    池井戸さんの作品らしく、最後までドキドキしっぱなしであった。さらに、現実離れしている場面が少しあり、読み終えるまで飽きなかった。

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    Posted by ブクログ 2023年09月21日

    「負け組」と言われる東京第一銀行の副支店長・蓮沼鶏二は、締め付けを図る本部と、不況に苦しむ取引先や現場行員との板挟みに遭っていた。一方、バブル期の経営責任もとらず、公的資金に頼りながら、なおも会長として院政を敷く元頭取を陥れようと策謀を巡らすリストラに遭った行員。その攻防から銀行ぐるみの不正の匂いを...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月05日

    終戦間際に敗色濃厚な日本軍が再興を期して東京湾に何兆円にもなる財宝を沈めた、いわゆる「M資金」伝説を素材に不遇の銀行マンが悪事に立ち向かう金融勧善懲悪物語。
    都銀でも「負け組」に陥った東京第一銀行。その羽田支店副支店長・蓮沼鶏二が主人公。彼は融資課長を兼務し、いつも遅くまで残り最終退行が常だった。上...続きを読む

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