聖地巡礼 ライジング  熊野紀行

聖地巡礼 ライジング 熊野紀行

1,650円 (税込)

8pt

3.9

思想家であり武道家の内田樹と、比較宗教学者で僧侶でもある釈徹宗が、日本人が失っている霊性を再発見するシリーズ「聖地巡礼」。第2弾は多産の空間・熊野を巡ります。今なお日本の宗教性がむき出しとなっている聖地・熊野で内田樹・釈徹宗は何を思い、感じとったのか。巻末には、これまでの聖地巡礼を振り返って「復習」していますので、シリーズ1巻を読んでいなくても楽しめます。

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聖地巡礼 ライジング 熊野紀行 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年02月22日

    世界遺産の熊野を歩いて、これを読むと最高に面白い。

    聖地に足を運び、「この世ならざるもの」を感じ取ること、とある。

    熊野に触れると本当に圧倒される。

    「場」の神道と「語り」の仏教、神仏習合がある。でもシンプルにそれだけでなく、仏教から新道的な要素を削いだり、廃仏毀釈があった。

    聖地の中枢へ熊...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年06月22日

    来月行くので、事前学習。

    熊野三山と言えば、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社。
    でも、過去に行った時に、なんとなく、熊野速玉大社に違和感を覚えた。
    後付けされたような感覚。
    それよりも、熊野速玉大社のそばにある神倉神社の方が、強い感じを受けた。
    本著で、神倉神社は、速玉大社よりも古く、速玉...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月18日

    なまじのガイドブック読むより熊野を堪能できる。

    熊野って何か大事を果たす前にエネルギーを充填するような土地なんですかね。
    大きな困難と向き合う前に行っておくべき地
    そこに行くことで生命力が高まる、戦闘力が高まる、そういうことが実感としてあったんだと思うんですよね。

    神社仏閣や祭は人間が一定数以上...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年04月25日

    補陀落渡海という「捨身行」には耳にするたびに驚きますが、那智の他に足摺や室戸など黒潮の海にだけ存在した行と聞くとなんとなく南方浄土を思い浮かべることができ、共感を覚えなくもありません。この旅では、森の木々や巨石、海、滝、それをとりまく空気などの自然にどれだけ共鳴する身体を取り戻せるか、これが大事な要...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年04月14日

    前回の関西(大阪・京都・奈良)に続いて今回は
    紀伊半島熊野。
    少し前に中上健二氏の小説を読んでなんとなく紀伊・
    新宮のイメージができていたので(すみません
    行ったことはないのです)親近感がわきました。
    というくらい。熊野には一度もいったことが
    ありません。読んでみて一度熊野・那智・古道
    に行ってみた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年12月17日

    内田樹 釈徹宗 熊野信仰

    多くの人が、熊野の宗教性(生命の源流、極楽浄土、死の国)に 魅力を感じるのは、自然崇拝、神仏習合、神への畏怖、信仰者を排除しない解放性にあるのだと思う


    熊野の宗教性
    *神道、仏教以前の神仏習合→仏が神の姿になる
    *山、海、岩、滝、石を神とする自然信仰=籠りの場
    *一遍...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年11月26日

     現在の聖地巡礼は大人の遠足なんだよね。今に比べては申し訳ないが昔の人はそれなりのリスクを抱え巡礼に赴いていたのだろう。

     まあやっぱりこれだけの清々しさを持つ場所には誰しも一度は行ってみたい。だけど現代人には昔ながらの覚悟はない。

     ならば、今はこの聖域を壊さず足さず現状を保ち未来に残す義務を...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年04月28日

    知識人のお二人が、巡礼部(聖地巡礼をするツアーのようなチーム)と共に熊野を訪れた際の紀行とナビゲートをまとめた書物です。

    熊野という地は南方系宗教観に似ていると、たびたび登場する。王子は沖縄ことばの「オウ・チ・キュ」が訛ったのではと民俗学者の五来重さんの説。観音浄土は南。一週間ほどの食糧とともに船...続きを読む

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