晏子(二)

晏子(二)

671円 (税込)

3pt

4.3

太公望以来の斉の悲願、東方の国、莱の併呑。その重責を一身に負った将軍晏弱は僅か五千の兵でそれを成し遂げると宣言した。迎え撃つ莱の智将王湫は一万の精兵を束ね、虎視眈々と斉軍の到来を待ち受ける。圧政に苦しむ敵国の民。彼らの命を何よりも尊ぶ人倫の人、晏弱のとった戦略は凡百の策士には及びもつかぬ大胆なものだった。策略と計略が水面下で激しく交錯する緊迫の第二巻。

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晏子 のシリーズ作品

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  • 晏子(一)
    737円 (税込)
    強国晋を中心に大小いくつもの国が乱立した古代中国春秋期。気儘な君公に奸佞驕慢な高官たちが群れ従う斉の政情下、ただ一人晏弱のみは廟中にあっては毅然として礼を実践し、戦下においては稀代の智謀を揮った。緊迫する国際関係、宿敵晋との激突、血ぬられた政変……。度重なる苦境に晏弱はどう対処するのか。斉の存亡の危機を救った晏子父子の波瀾の生涯を描く歴史巨編。
  • 晏子(二)
    671円 (税込)
    太公望以来の斉の悲願、東方の国、莱の併呑。その重責を一身に負った将軍晏弱は僅か五千の兵でそれを成し遂げると宣言した。迎え撃つ莱の智将王湫は一万の精兵を束ね、虎視眈々と斉軍の到来を待ち受ける。圧政に苦しむ敵国の民。彼らの命を何よりも尊ぶ人倫の人、晏弱のとった戦略は凡百の策士には及びもつかぬ大胆なものだった。策略と計略が水面下で激しく交錯する緊迫の第二巻。
  • 晏子(三)
    693円 (税込)
    晏弱は死んだ。斉は偉大なる英傑を失った。幼少よりその天才を発揮した息子晏嬰は古礼にしたがって三年に及ぶ篤い服喪に入った。斉は周王朝の意志を奉じて魯の攻略を繰り返す。魯は援軍をもとめ、晋傘下の十二か国の大連合軍が魯のために集結した。襲いかかる連合軍の怒濤の駆塵。軍師も軍略もない斉軍は連合軍の猛攻をどう凌ごうというのか……。話題の歴史巨編、絶体絶命の第三巻。
  • 晏子(四)
    693円 (税込)
    崔杼は慶封と手を組み君主を弑した。一旦は崔杼の専制が成ったかにみえたが、崔氏は分裂崩壊し、代わった慶氏も謀せられた。脆弱不安の政情下、晏嬰は天の意志、民の声を全うしうるのか。後代、司馬遷がその御者になりたいとまで敬慕した晏嬰。彼の毅然たる進退の冴えは、様々な組織に生きる我々現代人にも深い感銘を与えるだろう。稀代の聖人の人生の哲理を捉えた巨編、堂々の完結。

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晏子(二) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年01月02日

    感想は最終巻にまとめたい。

    晏弱の機転と人柄の細かさ
    晏嬰の成長。

    姜斉の行末はどうなるか。
    晏弱の死はこれからどうなるなか。

    ますます期待したい。

    0

    Posted by ブクログ 2010年12月05日

    萊攻略の将軍として抜擢を受けた受けた晏弱の活躍を中心に物語が進みます。息子の晏嬰に自身の生き方で生きる道を諭し続けた彼の姿に男らしさを感じます。

    0

    Posted by ブクログ 2014年02月06日

    将軍として抜擢された晏弱が、莱を攻める。
    後半では、晏子が成人。

    策略をもって寡兵で攻める戦略に引き込まれた。

    0

    Posted by ブクログ 2012年02月22日

    宮城谷昌光さんとの出会いの一冊です。
    それ以来、夢中になりました。
    そんなこともあり、新鮮さも手伝い、思い出の一冊です。
    どの本から入っても、面白いと思います。
    天空の舟、重耳、晏子が私のベスト3です。

    0

    Posted by ブクログ 2010年04月27日

    とにかく最後に晏弱、突然死んじゃった。。
    その印象で、最初のほうが吹っ飛んだ。。。。。

    まぁ、親子2代を描くのだから、このあたりで父の人生は終幕を迎えても当然といえば当然なんだけど。

    2000年以上前の話だから、推測の域といえば推測の域なんだけど、いい親子だなぁって思いますね。

    お互いを理解で...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年01月04日


    「battle」と見えて、実は「war」。
    「敗北」と見えて、実は「布石」。
    二度読むと、なお味わい深い。

    0

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