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大震災後に歩む、芭蕉の「みちのく」
松尾芭蕉の『おくのほそ道』は単なる紀行文ではなく、周到に構成され、虚実が入り交じる文学作品である。東日本大震災の被災地とも重なる芭蕉の旅の道行きをたどり、「かるみ」を獲得するに至るまでの思考の痕跡を探る。ブックス特別章として、芭蕉による『おくのほそ道』全文を収載。
[内容]
はじめに―『おくのほそ道』への旅
第1章 心の世界を開く
第2章 時の無常を知る
第3章 宇宙と出会う
第4章 別れを越えて
ブックス特別章 『おくのほそ道』全文
松尾芭蕉 略年譜
あとがき
Posted by ブクログ 2023年01月09日
「古池の句で切り開いた心の世界を求めて旅に出た芭蕉は、みちのくで何もかも押し流す時間の猛威を目の当たりにし、無常迅速な時間の波に洗われるこの世を人はどう生きたらいいかという大問題を抱えて旅の前半を終えました。 後半では月、太陽、星のめぐる宇宙を通り(第三部)、そこからふたたび別れの嘆きに満ちた人間...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月31日
長谷川櫂
NHK 100分de名著
松尾芭蕉 「 おくのほそ道 」
さすが100分de名著。俳句解説や名所紹介でなく、芭蕉の世界をわかりやすく説明し、「おくのほそ道」を読んでみたいと思わせる
おくのほそ道を紀行文というより、芭蕉が「かるみ」という境地に達するまでの精神史と捉え、俳句から 精神...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月26日
松尾芭蕉の「おくのほそ道」は知っているけれど、その他は何も知らないなと思いこの本を手に取った。
おくのほそ道は江戸から陸奥・北陸・大垣をめぐる150日に及ぶ長い旅の中でつくられた紀行文。芭蕉は歌枕や旧跡を探り、古人の詩心に触れようとした。旅のなかで、昔から変わらない本質と流行があるという気づき、季節...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年10月12日
松尾芭蕉と「おくのほそ道」の内容を知りたくて読んだ本。芭蕉と「おくのほそ道」の内容、芭蕉の俳句の解説を知ることができて良かった。「おくのほそ道」は高校の古典の授業で習ったことがあるが、全文を初めて読んだ。高校の古典の授業もこの本と同じくらいの解説をしてくれたら、古典とかもっと好きになれたかもしれない...続きを読む
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