「棲み分け」の世界史 欧米はなぜ覇権を握ったのか

「棲み分け」の世界史 欧米はなぜ覇権を握ったのか

1,078円 (税込)

5pt

3.5

何がサイエンスと資本主義を生んだのか
封建制と人口の分布―そのダイナミックな展開を解く!

かつて文明に程遠い周縁の地であったヨーロッパが武力によって世界を支配して以降、国際秩序に変化はない。彼らの飛躍的発展を可能にしたものは何か?フランク王国の統治システムから産業革命までを分析してヨーロッパ・アメリカ独特の行動特性をえぐり出し、そのダイナミックな展開として八世紀以降の歴史を描きなおす。初期条件としての封建制と人口分散が資本主義とサイエンスに与えた影響を解明して、歴史の基本構造を明快にとらえる挑戦的な試み!

[目次]
序 章 棲み分けとは何か
第一章 ヨーロッパの古代
第二章 封建制と人口分散
第三章 サイエンスの誕生
第四章 貨幣関係のネットワーク
第五章 ソ連と日本
第六章 キリスト教の変質
第七章 ナショナリズムの隆盛と時計の発達
第八章 ナチスとアメリカの人種差別
第九章 ロシアとEUのゆくえ
終 章 サイエンス・資本主義・能動的棲み分け

...続きを読む

「棲み分け」の世界史 欧米はなぜ覇権を握ったのか のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ・サイエンスは時に人類に制御不能なのものをつくってしまう。それでもサイエンスは自己増殖することをやめることができない。資本主義と連動しているからである
    ・もともとユダヤ教は現世信仰。イエス・キリストの時代に、律法(生活規範)のみを権威とする正統派のサドカイ派に対して、天使、悪霊、霊魂の不滅、肉体の復

    0
    2018年11月04日

    Posted by ブクログ

    著者の本は偶然二冊目であるが、着目点が他と異なる事が多く、細かい事を考えなければ面白く読める。
    強引な解釈も、根拠が不明確な断定も、「なぜなのかは不明である」と感性的な自説を展開するところもニヤニヤしながら読み進もう。
    著者の概念、ヨーロッパ史の下部構造である棲み分けによって語られる異説は、既存の歴

    0
    2014年12月13日

    Posted by ブクログ

    なるほど!と思う部分とちょっと極端かなと感じる部分とあったけど、面白かったです。資本主義の説明がわかりやすくその怖さも考えさせられました。人を棲み分けするって恐ろしい。

    0
    2015年05月20日

    Posted by ブクログ

    ヨーロッパ文明を「棲み分け」で読み解く試みで、切り口がとてもおもしろかったです。聖と俗の問題の棲み分けの問題は、かなり説得力があります。ただ日本も近世以前は、聖と俗は棲み分けられていました。これは、著者の主張する視点とはずれないと思います。中国に対しては、明代以降が主軸となっている気がします。という

    0
    2015年02月05日

「棲み分け」の世界史 欧米はなぜ覇権を握ったのか の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

「棲み分け」の世界史 欧米はなぜ覇権を握ったのか の関連作品

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

同じジャンルの本を探す