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次々に現われる異形の怪物たち。生ゴミを食らうゴミ屋敷の老婆、悪魔のようにとり憑く巨乳女、包皮を食う究極のマゾヒスト、銀座の画廊で個展を開いた大阪の路上生活者、襲名を約束され特訓中という自称三代目タイガーマスク、警察との阿吽の呼吸を語る前科二十三犯の男……くだらなく醜悪でありながら、無類の面白さを放射する人間エッセイ。
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Posted by ブクログ
電波喫茶取材の裏話、村崎百郎の話、など、町山智浩の解説はこの奇書にふさわしい。単行本持っている人も必読。
外道、因果者。ダウナー系、アシッド系、電波系。ありとあらゆるアウトローの生態を温かい(笑)目線で捉えたフィールドワーク。リリー・フランキーの「誰も知らない名言集」と共に一家に一冊置いておきたい香ばしさ。女子供にゃお勧めできない。PTA子供に読ませたくない本ワースト5に入ること必至。・・・大好きです。
かの佐川一政と共著?を出していたので気になっていたが…面白かった。一般的にタブーとされるようなものに果敢に飛び込んでいく姿勢って、自分はできないから人の話聞くのは好き。
どんな本なのかは、解説にある作者の言葉が1番良く表している。 「今の日本は気取った、綺麗な物ばっかりになっちゃったでしょ」「でもそれってかえって毒が溜まるんだよね」 「それを解毒するような連載にしたい。毒をもって毒を制するみたいな」 上品な哲学よりも、より汚いものに目を向けるべきだという考え方は...続きを読む面白いし、もっともだと思う。 ただ、タブーに触れたがるあまり、問題を面白がってひやかしているだけのように見える部分も多かった。どうしても「この表現は人を差別にすることにつながらないのだろうか」と納得のいかないモヤモヤを抱えたまま読み終わった。
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