信長死すべし

信長死すべし

836円 (税込)

4pt

天正十年、甲斐の武田氏を滅ぼし天下統一に王手をかけた織田信長は、正親町天皇に大坂遷都を迫った。このまま信長の思うままにさせていれば、いずれ朝廷は滅ぼされる――不安と忍耐が限界に達した帝は、ついに重大な勅令を下す……。本能寺の変まで、残り三十八日。日本史上最大の謎を、明智光秀をはじめ、近江前久、吉田兼和、里村紹巴、徳川家康ら、信長を取り巻く男達の心理戦から炙り出す、著者渾身の歴史巨編。

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信長死すべし のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ストレートで思い切ったタイトル。
    内容も、これ以上ないほどに面白く読みやすい。

    本能寺で時の天下人・織田信長が部下の明智光秀に討たれたことは、歴史に疎いサブロー(誰!?)でも知っている大事件だが、真相は、とくに、光秀が信長を討ち果たす決心をした理由については謎のままだ。
    光秀が信長に猛烈なパワハラ

    1
    2017年01月13日

    Posted by ブクログ

    朝廷黒幕説を取って本能寺の変に至るまでを描く。歴史小説ではあるものの、サスペンス小説のような面白さがある。

    0
    2020年09月20日

    Posted by ブクログ

    織田信長を倒したいという人々と、野望に邁進する信長の葛藤が描かれた物語。歴史的に知られている本能寺の変に向けて人々がどう動くのか、その表舞台と裏側の対比にドキドキしながら読み進めた。明智光秀については別の小説も読みたくなる。

    0
    2019年12月14日

    Posted by ブクログ

    山本兼一氏の作品はやっぱり面白い。
    この人の作品他にも色々あるけど、とにかく面白いとしか言えないくらいに面白い。
    で、信長死すべし。
    いろんな人の人間模様というか、一人一人のその時々の
    心境とか行動が、本能寺の変までの変化が人物別に
    尚且つ時系列の様な感じで描かれているような。
    こんな書き方があった

    0
    2015年04月02日

    Posted by ブクログ

    思い悩む帝の章から始まり、多くの視点人物による濃密な各章が積み上げられながら、“事件”に至るまでが描かれるというスタイル…非常に好きなスタイルだ…

    何か「渋い!!」という感じで、少し夢中になれる作品だ…

    0
    2015年01月02日

    Posted by ブクログ

    最近読んだ同著者の『火天の城』や『花鳥の夢』に被る部分があり、とても面白く読めた。

    最終的に行き着く所は、誰もが知る”本能寺の変“なのだが、そこに行き着くまでの流れを章ごとに視点を巡らせながら進めていくスタイルで話がテンポ良く展開し、読者を飽きさせない。

    織田信長という人物の人となりやその勢い、

    0
    2023年10月02日

    Posted by ブクログ

    本能寺の変を正親町天皇黒幕説から描く。天皇が黒幕と言っても天皇には力がなく、他人に命令することしかできない。天皇の命令を受ける公家にも力がなく、やはり他人にやらせるしかない。このため、黒幕が全てを操る物語ではなく、群像劇になっている。
    黒幕説は明智光秀が操られた存在になってしまい、光秀自身の思いを軽

    0
    2022年08月30日

    Posted by ブクログ

    テンポが良くて非常に読みやすい。
    命のやりとりを日常的に行なっていた戦国時代に生きる人々尊敬の念を抱くばかり。

    0
    2020年12月17日

    Posted by ブクログ

    本屋で「利休にたずねよ」を超えた!とPOPを見て、「利休にたずねよ」が好きな私としては、イヤイヤあれを超えるのはそう難しいだろうと訝しく思いながらも、読んでみる。
    一ページ目から面白い予感。帝、信長、その周りの人物と目線を切り替えながら、信長死すべしに向けて話は進む。

    他では明智光秀は良い扱いされ

    0
    2017年08月08日

    Posted by ブクログ

    結末は分かっているのに、光秀が気の毒で最後が近づくにつれ読むのが辛くなった。御公家さんて、何でこんなに嫌らしいかな。

    0
    2017年01月27日

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