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Posted by ブクログ 2021年10月09日
「火天の城」は城を作った宮大工、岡部又右衛門にスポットをあてた小説で、私に知らない世界を教えてくれた。それまで歴史に興味はあっても、城造りには知識もなく安土城の独創的な凄さには気がついていなかった。フロイスが当時ヨーロッパにもないと驚嘆した高層木造建築であり、華麗な外観と吹き抜けのある内部。宗教的な...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月28日
面白かったー!又右衛門に惚れた。通勤電車とかでちょっと読み始めたらあっという間に小説の世界に入れるタイプの本。作者の方は何者ですか?ってくらい知識量をぶち込んでて色々調べたくなる。
気が済まないことに対して「呑み込んで糞にしてひり出せっ」ってセリフは私も今後の人生に活かしましょう。ありがとう総棟梁又...続きを読む
久しぶりに、歴史小説の醍醐味を堪能させてくれた作品です。
織田信長の安土城を建設した大工棟梁親子の物語で、
建築ディティールの書き込みも去ることながら、
安土城完成まで、山あり谷ありの波瀾万丈。
Posted by ブクログ 2016年04月27日
安土城といえば、織田信長が天下統一の象徴として、建設したといわれる幻の巨大城。現在は石垣しか残っていないが、南蛮風の外観で、六角形の屋根が7重に積み重なっていたらしい。
そんな過去に例のない城の建設を信長より命じられたのが本書の主人公、岡部又右衛門。戦国時代の武士が命がけなのはもちろんだが、又右衛...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年07月30日
山本兼一さんの出世作。
山本さんは、これまで何冊か読んできましたが、その中で最も面白い。確かに喧伝されるだけのことはあります。
安土城築城を、その総棟梁の親子を主人公にして描いた物語。ケン・フォレットの『大聖堂』を思い出します。『大聖堂』が聖堂建築を主軸にしながらも、様々な伏線を取り込んだ膨大な中...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月14日
歴史小説家の今村翔吾さんのお薦めだけあって、読み応えを感じた。
物語りは大工の親子が織田信長のムチャな城造りの要求に、創意工夫を重ねて何とか応えていくといったあらすじ。
そのメチャクチャ壮大な仕事にかける父親の職人魂、そして何とか父親に認めてもらいたい息子の意地とが何度もぶつかり合う場面がこの物語...続きを読む
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