中世王朝物語全集〈1〉あきぎり・浅茅が露

中世王朝物語全集〈1〉あきぎり・浅茅が露

5,060円 (税込)

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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

あきぎり(あきぎり)福田百合子[校訂・訳注]荒れた三条邸に住む姫君と契りを結んだ三位中将だが、妻の母や乳母の祈祷によって訪れが絶えてしまう。両親とも亡くして流浪する三条の姫君は、密かに三位中将との間の姫君を出産。やがて東宮に入内し、即位に伴って中宮に上る。三位中将は失意の中に病死する。男女の明暗の対照を鮮やかに描き出す、新出の孤本の初の注釈書。浅茅が露(あさぢがつゆ)鈴木一雄 伊藤博 石埜敬子[校訂・訳注]日月の光にも譬えられる二位中将と三位中将。色好みの二位中将は、帝の姫君に失恋し、失意の中、面ざしの通う姫君と方違え先で契る。その姫君は義父の邪恋から逃れて身を隠し、密かに二位中将の男子を出産するが、息絶える。一方、道心あつい三位中将は、偶然、二人の形見の男子を見出だし、しかも蘇生した姫君とも出会う。多様な人間模様を謎解きふうの構想に織り込めた魅惑的な物語。

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中世王朝物語全集 のシリーズ作品

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  • 中世王朝物語全集〈1〉あきぎり・浅茅が露
    5,060円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あきぎり(あきぎり)福田百合子[校訂・訳注]荒れた三条邸に住む姫君と契りを結んだ三位中将だが、妻の母や乳母の祈祷によって訪れが絶えてしまう。両親とも亡くして流浪する三条の姫君は、密かに三位中将との間の姫君を出産。やがて東宮に入内し、即位に伴って中宮に上る。三位中将は失意の中に病死する。男女の明暗の対照を鮮やかに描き出す、新出の孤本の初の注釈書。浅茅が露(あさぢがつゆ)鈴木一雄 伊藤博 石埜敬子[校訂・訳注]日月の光にも譬えられる二位中将と三位中将。色好みの二位中将は、帝の姫君に失恋し、失意の中、面ざしの通う姫君と方違え先で契る。その姫君は義父の邪恋から逃れて身を隠し、密かに二位中将の男子を出産するが、息絶える。一方、道心あつい三位中将は、偶然、二人の形見の男子を見出だし、しかも蘇生した姫君とも出会う。多様な人間模様を謎解きふうの構想に織り込めた魅惑的な物語。
  • 中世王朝物語全集〈2〉海人の刈藻
    4,057円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 海人の刈藻(あまのかるも)妹尾好信[校訂・訳注]按察の大納言には美しい三姉妹がいた。関白の権大納言は大君に求婚して結ばれ、一条院の大将は春宮妃になる予定の中の君と契り、結婚を許された。その弟の新中納言は新帝の女御となった三の君と密通し、子を儲けるが、二度と逢えぬ恋に身を焼き、長谷寺で霊夢を見て出家、やがて即身成仏を遂げる。按察の大納言家の繁栄と、その陰に隠された一貴公子の悲恋と遁世を描いた物語。
  • 中世王朝物語全集〈6〉木幡の時雨・風につれなき
    4,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 木幡の時雨(こはたのしぐれ)大槻修 田淵福子[校訂・訳注]実母にうとまれる中の君は、時雨降る木幡の里で関白の子・中納言と出逢うが、母は奸計を案じて、妹・三の君に婿取りさせる。失意の中の君は式部卿宮と契り、双子の男子を出産、三の君も中納言の双子の女子を産む。やがて中納言と結ばれた中の君は、三の君を東宮(式部卿宮)妃とし、双子同士も結ばれる。時雨を機縁に、悲恋から幸福への道を辿る女性の物語。風につれなき(かぜにつれなき)森下純昭[校訂・訳注]関白左大臣家の姉姫君は、入内し右大臣家の女御に先んじて男皇子を産み、死去する。姉から後事を託された妹姫君は、出家した父の訓戒を守って、帝や義兄の権中納言からの求愛に応えず遺児の若宮を養育して、やがて女院となる。風雅和歌集に四十五首が採録された、当時の代表的長編と目される本作品現存部分の初の注釈書。
  • 中世王朝物語全集〈7〉苔の衣
    5,126円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 苔の衣(こけのころも)今井源衛[校訂・訳注]関白の子の主人公、苔の衣の大将は、恋い慕う女性と苦難の末に結婚できたが、妻はじきに亡くなり、悲嘆のあまり出家入山する。遺された娘は成人して東宮妃となるが、東宮の弟の兵部卿宮に犯されて罪の子を産み、宮は思い悩んで死ぬ。東宮妃は中宮に上ったあと、物の怪のために危篤に陥るが、行方不明だった大将が山伏姿で現れ、兵部卿宮の死霊を折伏、娘を救う。その他、継母の悪企み・夢のお告げ・美女の盗み出しの失敗・住吉浜への流浪など、三代四十年にわたる宿命と悲恋の物語。初の現代語訳である。
  • 中世王朝物語全集〈8〉恋路ゆかしき大将・山路の露
    5,170円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 恋路ゆかしき大将(こひぢゆかしきたいしやう)宮田 光[校訂・訳注]恋路と端山・花染の三人の貴公子の、生涯の伴侶を求める物語。恋路は幼い女二宮との恋を雛遊びの末に実らせ、端山は、女一宮への禁じられた恋をやっと許される。花染も伴侶を得て、三人ともめでたしめでたしの筈だったが‐‐絶世の美女・梅津女君の魅力の虜になった端山は、女一宮の母后の逆鱗にふれ、女一宮との仲を裂かれて、失意の余り、山に籠る。梅津女君をめぐり、帝・恋路・花染の乱れた人間模様の中で、実は、梅津女君は恋路だけを慕っているのであった。山路の露(やまぢのつゆ)稲賀敬二[校訂・訳注]『源氏物語』夢浮橋巻の続編。作者未詳。浮舟を諦めきれない薫はたびたび小野に手紙を送り、浮舟の弟小君を遣わすが、浮舟は頑固に拒絶する。薫は自ら小野を訪れ、浮舟に恋情を訴えるが、歌を詠みかわしただけで帰京する。母との再会に感慨を深くする浮舟だが、帰京を促す母の言葉にも耳を貸そうとはしない。中世の源氏愛好者が生み出した浮舟と薫の「その後」の物語。
  • 中世王朝物語全集〈9〉小夜衣
    4,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 小夜衣(さよごろも)辛島正雄[校訂・訳注]幼い頃、母に先立たれ、祖母の尼上を頼りに、山里に寂しく暮らす姫君。そんな姫君を、当代随一の貴公子兵部卿宮が見初め、二世を契る仲となる。ところが、宮は関白家に婿取られ、姫君も、入内した異母姉妹の母代として、宮仕えに駆り出される運命の激変、ために、二人の疎隔は決定的なものとなる。御所では、帝が、才色兼備の姫君にたちまち魅了され、尋常ならざる執心ぶり、心穏やかでない継母は、乳母子も民部少輔に命じて、姫君を拉致、監禁させる。絶望の底に沈む姫君に、民部少輔はひそかに野心を燃え立たせる……。継子いじめ譚に「しのびね」型の趣向を加味した、山里の姫君の苦難と栄達の物語。
  • 中世王朝物語全集〈10〉しのびね・しら露
    4,840円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 しのびね(しのびね)大槻修 田淵福子[校訂・訳注]名門の貴公子・四位の少将は、嵯峨野で出会った美しい姫君と契り、若君を儲ける。しかし、少将の父内大臣は、時の権力者・左大臣の娘と男君を結婚させ、若君も引き取る。女君は男君の心変わりと誤解し、知人宅に身を寄せ、やがて帝の目に止まる。絶望した男君は出家するが、女君は栄達への道を上ってゆく。悲恋を乗り越えて幸福をつかむ新しい女性像が描かれる。しら露(しらつゆ)片岡利博[校訂・訳注]時の教養人中納言の子息・侍従の君は按察使大納言の娘・白露と情を交わし合っていたが、実の妹と勘違いして通わなくなってしまう。男の不実を悲嘆した白露は志賀の里に身を隠す。やがて間違いに気づいた侍従は、懸命に白露を捜し、比叡山に登った帰途、偶然再会を果たし、やがて幸福な結婚生活を送る。シンプルにして妖艶な佳作の初の注釈書。
  • 中世王朝物語全集〈11〉雫ににごる・住吉物語
    3,951円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 雫ににごる(しづくににごる)室城秀之[校訂・訳注]帝に離縁された内侍督は、若宮を生んで死ぬ。若宮は、中宮の娘一品の宮のもとで育てられる。翌年、悲しみの癒えぬ帝は、若宮を春宮に、内侍督の兄を内大臣にし、春宮に譲位した後、出家して即身成仏する。帝・内侍督の悲恋と内大臣家の繁栄を描く。脱落の内容と錯簡の修正に配慮した、本物語初の注釈書。住吉物語(すみよしものがたり)桑原博史[校訂・訳注]母を失った中納言兼左衛門督の宮腹の姫君は、継母の妊計によって、思いを寄せてきた四位の少将を三の君にうばわれる。入内話や結婚話をことごとく妨害された姫君は、住吉の尼君を頼って京を離れる。四位の少将は、初瀬の霊夢で姫君の居場所を知り、京へ連れ帰り、子を設けて、一族は繁栄する。数多くの伝本をもつ、継子苛め物語の代表作。
  • 中世王朝物語全集〈15〉風に紅葉・むぐら
    4,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 風に紅葉(かぜにもみぢ)中西健治[校訂・訳注]当代随一の貴人の大将(内大臣)は、一品の宮と結婚、円満な夫婦生活を送るが、一方で多くの女性との恋愛遍歴を重ねている。また、異母兄の遺児の若君を発見し、溺愛、最愛の妻に通じさせる。ために一品の宮は懐妊。出産後、急逝する。世の無情をはかなんだ内大臣は、仏道修行に専念する。むぐら(むぐら)常磐井和子[校訂・訳注]女君は夫(大将)の継母から疎まれていることを悩み、身を引く決意をし、宮中に妹の春宮の御息所を訪ねる。たまたま女君を見そめた帝は、そのまま隠し据えてしまう。大将は行方不明の妻を探し求め、やがて宮中にいることを知るが、取り戻す術もなく、悲嘆のあまり息絶える。一方、女君は男皇子を出産、女院となって、妹中宮ともども栄達を極める。
  • 中世王朝物語全集〈16〉松陰中納言
    5,280円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 松陰中納言(まつかげちゅうなごん)阿部好臣[校訂・訳注]松陰中納言は、帝から愛妾藤の内侍を下賜されるが、横恋慕する山の井中納言の讒言によって、隠岐に流される。須磨に籠った松陰の子息中将は、山の井の子息少将の助けを得て、継母の姦計を逃れた山の井の味の姫君と結ばれる。東宮の活躍もあって、やがて山の井一味の悪事はあらわになり、松陰一門は栄えて行く。こうした松陰家の物語を軸にしながら、流離、継子いじめ、生霊、入水、山の井一味の出家など、複数の軸が、モザイク状に配されながら、大団円に向けて調和して行く。
  • 中世王朝物語全集〈19〉夜寝覚物語
    7,480円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 聡明で美しい女主人公・妹姫君は、姉の婚約者である中納言と知らずに契りを結び、密かにその子を出産する。その後、親子ほども歳の離れた左大将(後の老関白)と結婚し、その寛大な人柄にやすらぎを覚える。姉・大君との感情の齟齬や、帝や宮中将の恋慕などに苦悩の日々を送るが、老関白の死後、男君(もとの中納言)と結ばれ、幸せな大団円を迎える。平安後期に成立した『夜の寝覚』の改作本。原作・改作がともに現存する、極めて貴重な作品である。
  • 中世王朝物語全集〈20〉我が身にたどる姫君〈上〉
    4,950円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 関白と皇后との密かな契りで生まれた我が身姫は、出生の秘密を知らず、関白の貴公子・中納言と、奔放な二の宮の二人から思いを寄せられる。帝の二人の妃、皇族の皇后と摂関家の中宮には、五人の宮と女宮がおり、ことごとに対抗意識を燃やす中宮側と、対する関白側の女君たちの動静など、秘めた恋や密通、複雑な関係の恋情と嫉妬、友情と反目を通して、七代の帝、四十五年に及ぶ王朝恋愛絵巻を描く、中世王朝物語屈指の長編。上巻は、皇太后となった我が身姫の次の世代の錯綜する人間関係と、女帝の誕生までが語られる。
  • 中世王朝物語全集〈21〉我が身にたどる姫君〈下〉
    4,950円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 上巻・巻四の女帝即位の記事を受けて、巻五では、女帝の善政が語られる。巻六は巻五の並びの巻で、女帝の義妹である前斎宮とその周辺の人物の、奇妙で猥雑な生活が描かれる。巻五巻末で女帝が急死し、即位した新帝は、皇太后への恋情に身を焼き、悩んだ皇太后は絶命し、帝も息を引き取る。こうした不幸な出来事の反省から、今上は善政を心がけて政治改革をおしすすめている。代々の帝の様相を縦軸に、物語は多くの錯綜した恋模様を語り、巻八巻末では、対抗し続けて来た左大臣・右大臣両家が深い縁に結ばれていることを描いて大団円を迎える。周到に構成された、七代・四十五年に及ぶ中世王朝物語屈指の大作。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

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中世王朝物語全集〈1〉あきぎり・浅茅が露 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内文学
  • 出版社
    笠間書院
  • ページ数
    322ページ
  • 電子版発売日
    2014年12月19日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    65MB

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