太公望(上)

太公望(上)

774円 (税込)

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古代中国史の中で、この男ほど謎と伝説に彩られた武人はいない……。羌(きょう)という遊牧の民の幼い集団が殺戮をのがれて生きのびた。年かさの少年は炎の中で、父と一族の復讐をちかう。商王を殺す――。それはこの時代、だれひとり思念にさえうかばぬ企てであった。少年の名は「望(ぼう)」、のちに商王朝を廃滅にみちびいた男である。中国古代にあって不滅の光芒をはなつこの人物を描きだす歴史叙事詩の傑作!

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  • 太公望(上)
    774円 (税込)
    古代中国史の中で、この男ほど謎と伝説に彩られた武人はいない……。羌(きょう)という遊牧の民の幼い集団が殺戮をのがれて生きのびた。年かさの少年は炎の中で、父と一族の復讐をちかう。商王を殺す――。それはこの時代、だれひとり思念にさえうかばぬ企てであった。少年の名は「望(ぼう)」、のちに商王朝を廃滅にみちびいた男である。中国古代にあって不滅の光芒をはなつこの人物を描きだす歴史叙事詩の傑作!
  • 太公望(中)
    774円 (税込)
    妻子を得て春陰にたたずむ望(ぼう)の胸中には、焦燥あるばかりであった。周公を中心に諸侯は策謀しつつある。しかし独り時代の先を視る望の苛烈な生は、人知れぬ哀しみにみちていた。ひとは己れを超えねばならぬ、あたかも小魚が虹桟(こうさん)を渡り竜と化するように。利に争うものは敗れ、怨みに争うものは勝つ、そしてそれを超えるとは? 遊牧民の子が、苛烈な試練をへて、商王朝を覆滅する雄渾な歴史叙事詩。
  • 太公望(下)
    774円 (税込)
    ひとを神々に贄(にえ)として捧げる、そんないまわしい時代は去らしめねばならぬ。諸侯の協力を得て、周公を獄から救いだした望(ぼう)は、さらに機略を尽し周召同盟を成立させる。ここに叛意はととのった、宿望の日である。決戦の朝、望の号令が牧野に響きわたった――。未到の時空の光と風を甦らせる宮城谷文学の金字塔、完結篇!

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太公望(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年06月07日

    三国志や春秋戦国時代をさらに遡り、時代は殷。暴君紂王が悪虐の限りを尽くし、天も人も新たな風を求めた世において、後世にも不滅の光芒をはなつ人物があらわれる。王朝の殺戮から逃れた羌族の少年、太公望がそのひとである。

    中国史においては、三国時代や春秋戦国時代が有名で多くの書物やゲームでも題材にされている...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年08月09日

    面白かった。高校の国語の先生のすすめ。一番初めに望たちがにげるところから、孤竹くらいまではスリリング。望が指揮を取るようになってからは動きが少なくて飽きがちに。望と継に私はくっついて欲しかった。

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    Posted by ブクログ 2011年03月05日

    たとえば、その頃の日本は縄文時代と呼ばれている。
    邪馬台国の卑弥呼が魏志倭人伝に登場するのはそれから1000年以上後のことになる。

    そういう時代である。主人公の望も、後世からは神話的性格が色濃くみえ、その人となりをつかむには、真っ暗闇の平原を手探りでさがしまわるような困難があったはずである。もとも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年10月12日

    歴史物は初めて読んだかもしれない

    漢字一文字の名前を覚えるのに
    凄く苦労して途中で誰が誰だか
    分からなくなったりしたけれども・・・

    望の生き方、考え方

    色々なことを学べた本だったと思う。

    今と全く違う時代だけど
    でも現代でも役に立つような
    心にグッとくるような
    霧に晴れ間がさすような
    そうい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年09月03日

    宮城谷昌光さんにハマるきっかけとなった本。復讐に身を燃やす望が時々みせる心の迷いが印象的でした。ちなみに封神演義とは全然違うのでお間違えなく。

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    Posted by ブクログ 2010年05月24日

    一族を滅ぼされたかけた時期からの綿密なストーリー。人間関係と国レベルの思惑が絡みながらもするっと飲み込めてしまう複雑さをシンプルに表現する筆に感嘆もの。

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    Posted by ブクログ 2011年04月26日

    やっぱり面白い。
    何度読んでも望がかっこいい…。
    これを読むと何だか前向きに頑張っていこうって気になる。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    太公望がめっさかっこいいですvvv
    道士でもなく超自然的な力も無く、ただ己の智謀を武器に仲間たちを守ろうとする姿に心打たれます。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    物語の彼ではなく史実の姿を見ようとした作者の、誠実な視点が新鮮で格好いい太公望を生んだ。兄弟の絆(つまり一族の絆かな)がじんとしみる。宮城谷作品の導入としてもいい、活劇。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    上中下巻に分かれているのですが、文王(姫昌)様と太公望が出会うのが、
    下巻の真ん中辺りでした。
    「このペースで、本当に商(殷)を倒して終わるのか?」と、
    要らぬ心配をしました。
    何の力も無かった太公望が、少しずつ、少しずつ、力を付けていく様は見事です。
    ときどき本から顔を上げて、ふと気付いたら、...続きを読む

    0

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