秘密のミャンマー

椎名誠

旅の作家、椎名誠の不思議の国わけ入り紀行。

あなたは、ミャンマーのことをどれだけ知っているだろうか? 軍事政権下の鎖国状態のこと? アウン・サン・スーチー氏の民主化運動? 世界最貧国等々。そこには、忘れられたアジアのほほえみが、いまだ残っていた。見る物、聞く物すべてが、初めて体験する超俗の不思議風景であった。「慌ただしく世界のいろんなニュースに翻弄されている私たちのような国に生きている者より、静かに心から仏様に対峙しているこの国の人々の方がよほどシアワセなのではないか」(著者あとがきより)

【ご注意】※この作品はカラー写真が含まれます。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: エッセイ・紀行 / 紀行
• 出版社: 小学館
• 掲載誌・レーベル: 小学館文庫
• ページ数: 320ページ
• 電子版発売日: 2014年11月21日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 30MB

[ブクログ · ★★★★★]

ビルマ、行きたくなっちゃった…
でも、どうしたらいいのかな？民主化する前に行けば外貨を軍事政権に渡しに行くようなものだぞ？？

[ブクログ · ★★★☆☆]

9.11テロの直後に出かけた仏教国ミャンマーへの旅。戦争と対比させる形で、仏教国で仏教について考えを巡らせている。ミャンマー料理は油をよく使うらしく、味が油っぽいらしいです。表紙の写真は崖に微妙なバランスで乗っかっている巨大岩。面白かった。

[ブクログ · ★★★☆☆]

何年ぶりかで椎名さんの本を買いました。私が初めて買った椎名本は、確か「インドでわしも考えた」。で、偶然にも「インドで…」のスタッフとの最後のお仕事がこの本だったそうです。気安い仲間と、行き当たりばったり的にずんずん旅を続けていく、というスタイルはどちらの本も同じなんだけれども、本書では時に、あの”911テロ”から始まったきな臭い国際情勢に思いをはせたりする椎名さんの姿があり、「んー、椎名さんも歳をとったんだなあ」なんて生意気な感想を持ちました。

[ブクログ · ★★★☆☆]

ミャンマー旅行を考えていたのだけれど、この本を読んでミャンマー料理が油まみれということを知って断念。
作者が旅行しているのが９１１事件の直後だけに、ミャンマー軍事政権の情報統制の実態が目に見えて分かるのが空恐ろしい感じ。
ミャンマー入門には手軽でよかったかな。