悪魔とプリン嬢

悪魔とプリン嬢

「条件さえ整えば、地球上のすべての人間はよろこんで悪をなす」悪霊に取り憑かれた旅人が、山間の田舎町を訪れた。この恐るべき考えを試すために――。

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悪魔とプリン嬢 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年08月28日

    人間の本質は善か悪か。難しいテーマのように思えるが、設定がたくみで序盤から面白い。心の中にいる天使の輝きと悪魔のささやきに揺れる登場人物たち。信仰と犯罪、町に伝わる聖者の逸話などの間で様々な論議がかわされる。最後はうやむやにならず、明確な解答にすっきりした読後感だった。

    昔のアニメとかでよくあった...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年08月02日

    パウロ・コエーリョ作品の中では訳文も比較的読みやすく、世界観も超俗的なスピリチュアル・メッセージを含むものというよりはむしろ限りなく人間の悪という俗世間に近い内容を描き出している。悪とはなにか、を知りたい人はぜひ。

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    Posted by ブクログ 2011年09月13日

    悪に焦点を当てた物語。

    人を善たらしめるのは人の本質ではない。人の本質は悪である。
    人を善たらしめるのは、あくまで人自身の行動である。人が人の手によって善を選択したときに、初めて人は善となりうる。
    善とは選択の結果なのだ。

    と、最近よく思う。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    初見:26歳

    面白かった。徹夜して読んだ。あっという間の出来事だった。
    最近、プリン嬢なのでは?という女の人と知り合った。
    あくまで表紙の顔じゃない、その精神がだ。

    久々に読んだあとが気持ちよかった。
    おススメの一冊。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    ベロニカは死ぬことにした、から始まる三部作の完結編。世の中には善と悪との二種類がある。その、人間の悪の部分を確かめるために、村全体に犯罪を犯させようとする紳士に思わず怒りを感じたけど、その紳士と退治しようとする人もいて・・・善と悪とは何でしょう?パウロコエーリョ作品の中では一番好きかも知れない。

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    『ピエドラ川の・・・』、『ベロニカは・・・』に続く、1週間に起こった劇的な変化を描いた3部作の完結編。3部作といってもお話はひとつずつ別々です。

    こじんまりした田舎町に、過去に起こった衝撃的事件から立ち直れずその憎しみをどこにぶつければいいんだー的に悪霊にまんまと魂を支配されてしまった旅人がやって...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年09月04日

    Twitterにておすすめ本として紹介いただいた
    お恥ずかしながら著者、本書を知らず『アルケミスト - 夢を旅した少年』『ベロニカは死ぬことにした』だけ題名を薄っすらと知っているだけだった。
    宗教、歴史、抗えない現実!これぞラテンアメリカ文学
    なのかどうかは知らないけれど、大昔集英社文庫で何冊かラテ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年02月08日

    "アルケミスト""第五の山"などで知られる著書によるキリシタン文学。

    平和で退屈な山奥の村ヴィスコスにやってきた外国人の旅人。村で唯一の宿で働くバーメイドのシャンタールは好奇心から彼にちょっかいを掛ける。思いもかけず旅人は彼女を誘い出し、彼の財宝と引き換え...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年02月23日

    人間は、善なるものか、悪なるものか…
    その問いの答えは…?というテーマで描かれるお話。
    私は『人間は善でもあり悪でもあるんでしょ』
    という思いで読んでいましたが、それでも、読み進めるうちに
    『がーん』と思う所がいくつかあって、
    自分の善なる心に疑問すら持ちました。
    人生の、本当に大切な場面で、ちゃん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年04月20日

    やはり彼の作品は素敵です。

    深いです。

    そしてキリスト教の宗教観に基づいている。

    宗教の存在意義を感じる。

    それは宗教という形でなくても、
    日本で道徳と呼ばれるようなもので。

    人間の「善」と「悪」の物語。

    読む価値かなりあると思う。

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