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Posted by ブクログ 2015年09月07日
何年も前に読みかけて放置してたのを手にとった。たまたま夏に。夏に読んで良かった。山田詠美の幼少期から思春期を主人公・テーマにした本はとてもいい。子供のダークな部分がピリッと入ってるのがいい。女の子はこうして男の子よりも早くオトナになってゆくんだなぁ。「花火」「桔梗」「海の方の子」「迷子」「ひよこの眼...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月02日
すっごく好き。軽々しく感想を書きたくないくらい。自分の人生のどこかに、登場する主人公のような気持ちになった瞬間があったような気がする。子どもはまだそれを表す言葉を知らなかったとしても、子どもなりに色々感じ、考えている。そんな儚い瞬間をこんな風に表現し、物語にするなんて凄まじい才能。
子どもの頃は夢と...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月10日
短編8作。
どれもちょっと大人びたというか、周りを少し達観したような醒めた目で見ている子ども視点の話。
わたしもちょっと似たような子どもだったから共感できるところも多かった。本気でサンタさんを信じてたり、無邪気にウルトラマンになりたいとかプリキュアになりたいって思える気持ちがわからなさ過ぎて、「どう...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月19日
完璧な短編集。どの話も忘れることのできない衝撃な内容になっている。子供の頃の夏休みは特別だったことを、ぼんやりと思い出させてくれる。
私自身はこんなに晩年の子供ではなかった。
でもなんとなくだけど、色々なことを、こうやって考えたことがあったんじゃないかな?
子供の頃の夏を想うと、懐かしくて胸が痛む。...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年03月04日
内容は作り物にしても、その中で情緒をこれほど豊かに表現できる著者の表現力に対して、惹かれた。幼い頃の情緒は、それが何ものなのかをまだ知らず表現も出来ない内に時間の経過を経て簡単に流れてしまう。大人になってからは意識したって立ち止まることさえできない類のもの。しかしそれは大人にとっては小さいが、子ども...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月21日
なんと評価したらよいか。
いろんな場面で衝撃的な小説。
少女から見た男と女の世界、死に対する思い、客観的に見る自分。
その時代の少女時代の山田詠美の感性は、通常の人の何十倍も研ぎ澄まされていた。
普通では見過し忘れていくものまでもが記憶されていた。
全ての短編が心に残るが、「花火」は、特に記憶に残る...続きを読む
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