バランスシートで読みとく世界経済史 ヴェニスの商人はいかにして資本主義を発明したのか?

バランスシートで読みとく世界経済史 ヴェニスの商人はいかにして資本主義を発明したのか?

複式簿記が先か?
資本主義が先か?
14世紀のヴェネツィアで広まった複式簿記は、「富を測定したい」という人間の欲望を実現し、資本主義の飛躍的な膨張をもたらした――。気鋭のジャーナリストが切り拓く、資本論の新境地。

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バランスシートで読みとく世界経済史 ヴェニスの商人はいかにして資本主義を発明したのか? のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    なるほど会計というのは思想的におもしろいのだな。フランクリンやベンサムの発想も、17〜8世紀の会計の進歩なしには存在しなかった。

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    2020年06月15日

    Posted by ブクログ

    複式簿記の発明から国民経済計算に至る会計の歴史を、数学の発展ともからめて非常に詳しく、でもわかりやすく述べてくれており、実に勉強になりました。
    今日本では、官庁の非効率性は会計制度に複式簿記を導入していないことも大きいという議論から、公会計にも財務諸表を取り入れようという動きが活発ですが、この本の最

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    2014年12月14日

    Posted by ブクログ

    ややタイトル詐欺、バランシートそのものはあまり出てこないし歴史と言われるとちょっと。
    会計から考える資本主義のこれからといった内容。

    構成としては簿記(会計)が発生した発端ともいえる人物の活動に焦点を当てる前半と、会計では解決しない現代経済の問題提起の二つに大きく分かれていて、
    前半部分は会計制度

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    2019年08月23日

    Posted by ブクログ

    歴史が好きなので面白く読めた。
    特に興味深いのが、最初期の帳簿には十字架が記されていたということ。これはクリスチャンである彼らからすると神に誓って不正はしないということである。つまり会計をするものにとって重要な要素は誠実であることだったのだ。
    僕も会計を生業とするものの1人として大事にしたい。

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    2018年02月18日

    Posted by ブクログ

    前半の複式簿記の発祥と歴史に関するところは面白く読ませてもらったが、後半のGDPや会計不祥事、グリーン経済のくだりはいかにもちょっと調べて書きましたといった感じで牽強付会にも見えてしまい蛇足気味。しかし原著刊行が2011年で、アカウンタントがグリーン経済への転換において中心的な役割を果たすことができ

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    2023年10月09日

    Posted by ブクログ

    題名が違う。会計の歴史。が正しい。
    インドやアラビアに起源を持つ会計(複式簿記)、数学がベネチアで再発見されてヨーロッパに広まり、それが株式市場や製造業の発展共に精緻化された。
    一方エンロンやワールドコムにある不正会計のいたちごっこはつづく。
    GDPはケインズなどが戦時の国家統制のために作ったものが

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    2015年01月30日

    Posted by ブクログ

    歴史を扱っている部分は面白い。終盤の会計スキャンダルや世界をよくするために会計にできることは何かを問う、みたいな部分は退屈だった。

    ルカパチョーリとダビンチのつながり、複式簿記とウェッジウッドとダーウィンのつながり

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    2015年01月04日

    Posted by ブクログ

    本書は会計技術を用いれば地球環境を救うことができると述べる。
    会計学は言わば認識の学問ともいえよう。現状を的確に認識し、問題点改善点を洗い出す。その上で人々が問題解決の実効に移す必要があるわけだが、その実効のためには法学、哲学、政治学、経済学の知見が必要となる点で会計技術のみで地球環境を救うことはで

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    2014年12月31日

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