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みなさんは正夢を見たことがありますか?
正夢は、自分の現実における記憶に基づいて、脳が錯覚を起こしている状態だそうです。
みなさんの夢は白黒ですか?それともカラーですか?
年配の方であればあるほど、夢は白黒と聞いたことがあります。
現代の若者は特に、テレビ等も含めほぼすべての経験をカラーでします。
このように、夢は現実で起こった様々なことに起因して、脳が見せているものなのでしょう。
また、夢十夜で語り手が見た夢は非日常的な世界でありながら、日常に溢れている人間の醜い部分をとても繊細に描いてあります。
「長いあいだ大空を落ちている間に、角が取れて滑らかになったんだろうと思った。」
「堪えがたいほど切ないものを胸に盛れて忍んでいた。」
「ただ背中に小さい小僧が食っ付いていて、その小僧が自分の過去、現在、未来をことごとく照らして...」
人間味のある短編集をお好みの方は是非一読ください。
Posted by ブクログ 2012年07月15日
「夢十夜」を改めて読み返したくなったので購入したが、
冒頭の短いエッセイ「京に着ける夕」の、
格調高い語り口と内容のギャップにお茶噴いた(笑)
いや、大文豪の手に掛かれば、
こんなちょっとしたエピソードも立派な作品になるということか。
「夢十夜」については、脳の働きと夢について研究している学者曰く、...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年12月25日
大学の教授が「最近は夏目漱石や森鴎外も『古典』扱いで、若い人はどうも取っつきにくいと感じているようだが、そんなことは無い。日本語表現の勉強にもなるから是非読んで欲しい」と講義で仰られていたので、意識してこれら「古典」作品も読むように心がけてます。
実は私は夏目漱石の作品をこれまで一度も読んだことが...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
初期の漱石の、ちょっと幻想のかほりのする作品を集めた短編集。夢十夜だけじゃなくて文鳥も永日小品も面白いよ。と書きつつ、今回はまだ読んだことのなかった「京に着ける夕」と「倫敦消息」と「自転車日記」だけを読みました。あと誕生日に夢十夜。
「京に着ける夕」は、特にこれといった事件もない淡々としたエッセイで...続きを読む
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