無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
わたしたちの「中身」の99%は、
この国のことばでできている!
政治家のコトバはどうして私たちの心に届かないのか。
「あの」国民的詩人のことば、大作家のことばへの考察。
幻聴妄想なことばに惹かれ、こどもなコトバに驚き、寺田寅彦にまぶしさを感じる。
――そう、高橋源一郎はこんなにも「日本語」が好きだったのだ!
わたしは、日本語という、この国のことばたちの中から、わたしが出会った、とびきり
面白く楽しい、それから、不思議な魅力のある連中について書いた。〈「はじめのことば」より〉
おいしいご飯を味わうように、日本語をたのしみつくす天才・高橋源一郎による最新日本語エッセイ。
全身活字中毒作家によるせつなくて、おかしくて、いとおしい 日本語蒐集録
もくじ
はじめのことば
「萌えな」ことば
「官能小説な」ことば
「相田みつをな」ことば
「人工頭脳な」ことば
「VERYな」ことば
「幻聴妄想な」ことば
「罪と罰な」ことば
「漢な」ことば
「洋次郎な」ことば
「棒立ちな」ことば
「ケセンな」ことば
「クロウドな」ことば
「ゼクシィな」ことば
「こどもな」ことば
「オトナな」ことば
おわりのことば
おまけのことば 1
おまけのことば 2
Posted by ブクログ 2014年08月20日
面白い本です。ページを繰るごとに、黒い笑いが口角を引き上げました。そして、ところどころでほろりとさせられ、気持ちの振幅がけっこう大きかったです。全体の構成、並び方も工夫されたものだなあと感心。
これは自分の興味の対象のせいなのか、「VERY」なことばと「ゼクシイ」なことばはチンプンカンプンでしたけれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月01日
今年最初に読んだ本だが、最初から大当たりとは幸先がいい。さすが天才詩人だと思う。正月から笑わせてもらった。とても幸せな気分になった。
言葉にに対する「感度」がとても高いのだ。これはどういうことなんだろうと自分なりに考えてみたのだが、どうやら「書いた人の気持ちを考える」という、およそ小学校の国語の時間...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月03日
コトバも、その使われかたがグループ分けできる!として、いろいろな場面に見かけるコトバの数々から、、、いたい何が見えるのか?
非常に興味深くもあり、思わず声に出して笑ってしまうユーモアたっぷりの文章。本を読んで、真木蔵人に注目したり、キリスト教の教義よりも、こころにぐっとくる相田みつをに再びカンドウし...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月14日
文体の使い分けによる表現の違いを吟味するエッセイ。
著者のコトバに対する感性が窺えてオモシロイ。
「萌えな」ことば、「洋次郎な」ことばには大爆笑。「人工頭脳な」ことばは、恐ろしいことに早くも時代遅れだ。そも人工頭脳の概念が変わってきているしね。
なにより「VERYな」ことば、「ゼクシイな」ことばには...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月20日
すごく面白かった。
大爆笑。
そして、あぁ、その通りだな…と思うところもあって。
とにかく心底楽しかった。
同じ日本語でも、自分が普段使っている言葉とは背景にある文化が違うのではないか?と思うことがある。
読めるけどちんぷんかんぷんなのだ。
この本で取り上げられている「ことば」の中にもそういうもの...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月06日
源ちゃんが最新の日本語を「メタメタに」斬りまくる
「萌えな」ことば、「官能小説な」ことば、相田みつおな」ことば、「漢な」ことば、などなど様々な切り口で源ちゃんが最新の現代日本語を「メタメタに」斬りまくったエッセイ集である。
戦後民主主義を男女交際の自由という観点で徹底的かつ全面的に謳歌したかの「...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。