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売れない芸人・クマは、運び屋のバイトを始める。新たな依頼は、ピンクのキャデラックを高級ホテルまで届けること。ただ運転すればいいはずだったのに、途中で命を狙われたり、謎の家出女子高生に追われたり、トランクから巨大な麻袋が出てきたり……。相次ぐ騙しあいと、怒濤のどんでん返しで、驚愕の結末へ! 一気読み必至の傑作サスペンス。
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Posted by ブクログ
作中に出てくる女の子がとにかく凄かったです。数々の騙し合いから最後にダイヤモンドを手にするのは誰なのかもとても気になりました。登場人物が関西のお笑い芸人のことからギャグもあり読んでいて思わず笑ってしまいました。
「木下半太」の傑作コメディサスペンス第三弾『悪夢のドライブ』を読みました。 「木下半太」作品は『悪夢の観覧車』以来なので約4年振りですね。 -----story------------- 売れない芸人「クマ」は、運び屋のバイトを始める。 新たな依頼は、ピンクのキャデラックを高級ホテルまで届けるこ...続きを読むと。 ただ運転すればいいはずだったのに、途中で命を狙われたり、謎の家出女子高生に追われたり、トランクから巨大な麻袋が出てきたり…。 相次ぐ騙しあいと、怒涛のどんでん返しで、驚愕の結末へ! 一気読み必至の傑作サスペンス。 誰が一番狡いのか? 最後にびっくりするのはどいつだ? ----------------------- 相変わらず、むっちゃテンポが良くて、一気に読んでしまいました。 これまでの2作品と同様に、複数の登場人物の視点から語られるカタチで物語が展開しますが、視点が切り替わるタイミングが絶妙… 本作品では、売れない貧乏芸人「クマ」と、2億円の借金を抱え一流のペテン師を目指す16歳の少女「桜」の二人の視点で展開しますが、、、 同じ人物やモノを見ていても、視点が切り替わると違う印象を感じたりするので、それが微妙なミスリードを生むような展開となっており、愉しみながら読めました。 個性的な登場人物たちが関西を舞台に、ピンクのキャデラックで疾走しながら、騙し騙され大活躍、、、 気の良い通りすがりのタクシー運転手だと思っていた「山田幸夫」の正体が暴かれたとき、その真実に驚きました! 結婚詐欺に遭い、多額の借金を抱え、父親が自殺という哀しい過去を持った少女「桜」、、、 オープニングからミスリードさせる展開になっていたんですねぇ… これまで読んだ「木下半太」作品の中では、エンディングの意外性では劣る感じがしましたが、それでも面白かった。 そして、本シリーズ、、、 -登場する人物の個性的なキャラ、 -その陰に隠された≪復讐≫というテーマ、 という共通性もあり、読み比べるのも愉しみのひとつです。 騙されても、心地良く感じる、そんな不思議な魅力のある作品、、、 「木下半太」作品… 病みつきになりますね。 本作品は昨年テレビドラマ化されていたらしい… 観たかったなぁ、、、 でも、この世界観を映像化するなんて、ちょっと信じられないですね。
「悪夢のドライブ」というタイトルを忘れて読み進めていたが、途中一度だけ『悪夢のドライブ』というセリフが出てタイトルを思い出した。確かに読み終えてみれば車に乗っているシーンが多かったな。 ストーリーとしてはなかなか2組が結びつかないので「まだ?」という思いがあったが後半はドンデン返しに次ぐドンデン返し...続きを読むで面白かった。 それにしてもラストは全く予想していない結末で『桜チャンのペテンにまんまと引っかかってしまった』。
木下半太の悪夢シリーズ。 売れないお笑い芸人(アフロで小柄w)が、先輩に紹介された割のいいバイト。実は、様々な思惑が交差する危険きわまりないものだったという、のっけからハプニング満載の期待が高まる。 ピンクのキャデラックで疾走するシーンが印象的。自動車での移動シーンが多いこともあり、展開はいつにも...続きを読む増してスピーディ。たたみかけるように次の、そのまた次が気になる仕掛けやセリフ回しも、著者の得意とするところ。 他の悪夢シリーズを読んだ人なら、思わずニヤリとする場面も。ラストまで一気に読まされた挙句、想像だにしなかった結末に唖然。がしかし、サスペンスと言えどもそこは悪夢シリーズ。読後に暗くなるような無粋な真似は致しません。エンターテインメントってこうでないと、というお手本のような一冊。
何か読んだことない作家読みたいなと古本屋に入り100円で購入。「悪夢のエレベーター」を映画で観ていたので多少期待するも、もしつまらなくても100円だからいいや的な気持ちで。 結果、とても面白くて一気に読んでしまった。 悪夢シリーズ読み始めます。
テンポが良くて思わず笑えて面白い。登場人物たちの誰もかれもが個性的でイイ。中でもペテン師桜ちゃんが最高にイイ。
売れない芸人・クマは、運び屋のバイトを始める。新たな依頼は、ピンクのキャデラックを高級ホテルまで届けること。ただ運転すればいいはずだったのに、途中で命を狙われたり、謎の家出女子高生に追われたり、トランクから巨大な麻袋が出てきたり…。相次ぐ騙しあいと、怒涛のどんでん返しで、驚愕の結末へ!
売れない芸人が仕方なく始めた運び屋のアルバイト。ピンクのキャデラックを高級ホテルまで運転するだけの仕事のはずが、命を狙われます。ヤクザに刑事、SMの女王に家出女子高生と、さまざまな事情を持つ登場人物たちが、ある地点に集まって抱腹絶倒の展開に。 著者は大阪・茨木市の出身だそうで、とにかく出てくる地名...続きを読むが知っているところばかり。高槻や茨木、池田といった北摂はもちろんのこと、十三辺りがバンバン出てきます。地名を聞いて場所が想像できれば、それだけで楽しさが倍増するというもの。 劇団を主宰し、脚本家を務める彼の文体はイケイケ。「ら抜き」だって当然使いまくり、テンポだけで読ませているところもありますが、私は大好きです。こんなに笑えるお話。
相変わらずテンポよく読める。登場人物の大阪弁がたまにサムい。 エレベーターのマッキーとか、観覧車のニーナ、商店街の桜ちゃん(今回は準主役?)が顔を出す。 最後はよかったね~!あーそっかそっか!!ってなる。 悪夢の商店街を先に読んだけど、順番的にはこっちが先だったね。
登場人物が個性的で、舞台を見てるような作品でした。 と思ったら作者の木下さんは舞台の方なんですね。 ラストも上手く行きすぎって感じはありつつ、気持ちのよい終わり方で面白かったです。
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