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生と死のはざまでほとばしる情念。これが北方謙三だ。 定期的に食事はするが、踏み込まない。響子とは二十二年、そうしてきた。死期が近いと告げられるまでは。硲(はざま)冬樹は画家。売れない絵描きではない。横浜に数軒の酒場を持つ。硲の絵を望んだ響子。消えゆく裸身をキャンバスにして、硲は鑿(のみ)を手にした硲は消えない絵を刻みつけようとする。男と女、北方ハードボイルドの到達点!
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ジワー
派手なシーンは少ないが読んでる内にジワーと来る感じかいいね。
Posted by ブクログ
しぶいなぁ。 今の時代、こんな男はいるんだろうか。 本の中だからこそあり得る、男のしぶい生き様ですね。 こういう生き方、かっこいいなーと思うが、現実には出会えませんね。
滅びの美学たる、北方謙三のハードボイルド。毛嫌いしていたので、はじめて北方謙三を読んだのだが、やはり好きになれない部分もある。ただ、このハードボイルド的なタッチが、どう三国志を描くのかは、読んでみたい気がした。
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北方謙三
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