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誘拐された老人のためにその息子が20億円もの金塊を用意するところから物語は始まる。黒川作品らしいユーモアとペーソスあふれる人物描写と
漫才のような大阪弁のセリフのやり取りは相変わらず面白い。そして、この誘拐作品では、WhyとHowが最後まで謎として残る構成にしている。
Posted by ブクログ 2019年02月07日
前半は刑事の一人称が誰なのかなかなかわからないし(結局竹内だとわかる)、展開がわかりにくくてかったるいなーと思いながら読んだんだけど、中盤からどんどん引き込まれて読み終わった今は面白かったの一言。刑事たちの描写が多いけどあまり意味がなくて、犯人が追い詰められるようであまり追い詰められないからあれらの...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
大阪府警搜査一課。
「ブンと總長」シリーズでお馴染の登場人物たちがでてくる。
ブンと總長もさりげなく登場するのでファンには嬉しい。
身代金は金のインゴットで2トン!
その受け渡し方法が奇拔だつた。
物語は、搜査する警察サイドと誘拐犯サイドと2つの視點から語られる。
身代金を請求される、誘拐された人...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月22日
内容(「BOOK」データベースより)
無茶苦茶な誘拐事件だった。身代金が金塊二トン(時価32億)。受け渡しはどうするのか、大阪府警は驚愕するが、犯行計画は緻密だった。大阪湾に繋留中の漁船に金塊を積み、オートジャイロをセットしろという。金塊を積み無人の漁船が闇をゆく。だが、奪取寸前、漁船は偶然にもタ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年07月10日
黒川博行のノンシリーズ、誘拐ものの長編。
身代金受け取りの只中から物語が始まり、以降遡って犯人側と捜査側が交互に発生からの過程が描かれる。
全体像も犯人の思惑も徐々に明るくなってきたところで回想が冒頭に追い付く。
そこからは疾走感も高揚感もある冒険譚になっており、サスペンスとしてもなかなか鋭い。ハー...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
相変わらず軽快な関西弁のやりとりは、リズムよく楽しく読ませてくれます。
しかし・・・肝心のストーリーが何というかパンチが効いてないです。
1、なぜあのチケット屋を狙ったのかのかの動機が最後に突然出てきて、主人公の動機に同感させるにはあまりにも少ないページ数だった。
2、金塊を屋敷から運び出す描写...続きを読む
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