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おかたい刑事モノとは一味も二味も違い、また人情刑事モノとも違う。
黒川刑事モノとでもいえば良いでしょうか。
劇画タッチでもない人間的な刑事が出てきます。脇役で出てくる人も、
犯人も皆、人間的です。そのへんにいそうな人ばかりです。
それがために、気持ちが入ります。
Posted by ブクログ 2023年01月15日
表題作「てとろどときしん」含む6作の大阪府警・捜査一課事件報告書
「てとろどときしん」は、1987年2月オール讀物に掲載 黒川さん初の短編小説だそう
2023年、令和5年に読むと36年も前になるのか
いまの時代と合わない、だいぶ変わっているところもあるが、悪人のやることは同じ いまも昔も、犯罪は、手...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月31日
大阪府警の捜査員を描いた短編集。
2話目と6話目は容疑者や事件関係者の視点で、残り4話は捜査員の視点で描かれている。全6話。再読。
* * * * *
個人的に気に入っているのは「黒マメ」コンビが捜査に当たる話。(1・4・5話)
マメのマメさと卓越した推理力が痛快なのはもち...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年03月03日
大阪人の私としては、知っている地名が多く出てくるので土地のイメージが浮かびやすく、たぶん他の地方の人よりも楽しめたと思う。中には「大淀区」などというその後なくなった名前も出てきて感慨深い。短編集で、テンポよくすいすい読めるが「犯人当てクイズ」として書かれた作品のトリックだけは、再度読み返してもよく分...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月28日
大阪府警の捜査一課の短編集。大正区とか西区とか懐かしい地名が続く。祖父母が大正区で暮らしていたので、昭和の香りが漂う町並みが目に浮かぶ。黒マメコンビの大阪弁の掛け合いも絶妙で、事件を忘れてしまうほど。あっという間に読んでしまったのが もったいない(笑)この作家さんの本は、初読み。早速、黒マメコンビの...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月13日
【内容】
・短編集。それぞれの事件そのものは一見よくあるタイプですが暴かれる真相にはかなり意外性あります。
【感想】
・それぞれの事件に関わってくる刑事を中心に登場人物たち(とくに会話)が魅力的なミステリ。
・ちょっと前の大阪が舞台で、地元なんで知ってる地名がよく出てきて場所のイメージしやすいです...続きを読む
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