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知的で、理詰めで、クール。論理的だけど頭でっかち。私たちがイメージする東大生は、教室でどのように反応しているのだろうか?本書では、アメリカ帰りの「アウトサイダー」教授が、東大の「論理学」の講義で行った「理性」をめぐる多彩なディスカッションをもとに、東大生の志向性を考察する。同時に、社会的ジレンマや神秘といったテツガク的な議論、東大特有の「進振り」や「シケタイ」、東大生の恋愛相談やブログなどにもふれる楽しい一冊。
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Posted by ブクログ
論理学の教授が東大で講師をすることになり、その際の東大生とのやりとりから感じた東大生の考え方等について書いてある本。論理学に関する難しい話が出てこないで比較的簡単に読める本かと思う。
実用一辺倒の知識や小手先の技術のことであれば、教室で教わるまでもなく自学自習してしまうのが東大生。しかし科学者・教養人として一生の間必要となる思考の基本スタイルは、練達の教師によって、クラスメートと相互に啓発する中で身につけるほうが良いのだろう。高橋の教師としての卓越した能力と、誠実な意欲が透けてみ...続きを読むえるエッセイだ。 数理科学の今野浩がかつて著した「キャンパスのOR」の「論理学バージョン」といってもよい。
講義を実際に受けていたので、あぁそんな話題もあったなぁ、とか、!!?この東大生Eって自分じゃない?などという楽しみ方ができた。 高橋昌一郎先生の講義は東大では一度しか行われなかったようで、受講することができて幸運な講義のひとつであると言える。(自慢できる) 学生の意見に対して口癖のように「おもしろい...続きを読む!」と言って広げてくださる、大変おもしろい方であったと記憶している。 他の著書、「理性の限界」、「知性の限界」など変わった形式でわかりやすく書かれている。 この本がベストセラーになった暁には、講義を受けていた学生を集めてパーティーを開催してくださるようなので、広く宣伝して行きたい、いやパーティーに行きたい!
高橋さんの本はスマリヤンから数えてこれで5冊目になるが、どれも外れがなく良書だといえる。今回の論理学の本も、うちの大学でもぜひやってほしいと思うほど中身に充実感があり、だからこそ、そこに集う学生も議論に花を咲かせることができたのではないかと思う。中でも特に面白かったのが、4回目と5回目の講義であり、...続きを読む社会的ジレンマとナッシュ均衡に関するところは手をとめて考えさせられるほどであった。人間と動物を分けているのが理性だとされる中で、理性的であろうとするがゆえに、思惑であったり、感情であったりが付きまとい論理的でいられなくなるのが滑稽であった。論理をする上では、いかに心を捨てきれるかが大事になってくる。それはまた、その時だけでなく日常生活とも密着している問題である。心を捨てきれないうちは、冷静でいられることもできず、物事の本質を見極めることもできない。だからこそ、人は自分の価値基準・判断基準という軸に頼ることが必要になってくるのだ(その多くが、他の影響を少なからず受けたものであることは言うまでもない)。また、ナッシュ均衡においても、人間がそのバランスを失っているのが、理性ゆえだと言えるのではなかろうか。人間が人間的にあろうとすればするほど、その人間性ゆえに不自然な現象が生じるようになる。ただ凛として存在する自然の前に、面白い結果を突きつけられた哀れなピエロでたとえあるにしても、その踊りは見るものを楽しませ、また考えるきっかけを与えてくれることに対しては、大いに敬服を払いたいものである。
『東大生の論理』といわれると、ロジカルシンキング等の類の本…?と思ってしまいそうなのですが、全然違います。 東大の理科学生対象の「論理学」の授業において繰り広げられる学生と教授のディスカッションの様子や、教授が投げかける問いに対する東大生の考察などがつらつら書かれた一種のエッセイのようなものです。 ...続きを読む 「そもそも論理学ってなにー?」って感じですが、簡単に言うと、この授業では主に、論理的に考えるということ、また論理的に考えようとするがゆえに陥るジレンマや限界が扱われています。 講義の中では社会的ジレンマやゲーム理論、功利主義のような政治哲学に関わる話題が出てきて、「これって文科学生対象の授業じゃないの?」と思ってしまうくらいなので、文型の私たちも問題なく読めます。 でも、随所に理科学生の科学的な考え方、解釈が出てきて、「理系の脳みそは違うなー」と思いました。 というか読み終えて、「やっぱり東大生の発想力&思考力はすごいなー」と思いましたww 東大の授業と聞くと堅苦しそうに思われるかもしれませんが、この授業は全くそんなことなくて、色々な具体例や問いを用いて分かりやすく説明してくれています。(ただ、あくまでも授業の触り部分の説明であって、この本では本質の説明まではしてません。この本のメインは学生と教授のディスカッションなので。) この具体例や問いだけでもとても興味深いのですが、それらに対する東大生の見解や思考が、より読者を感心、わくわくさせるものになっています。 軽い気持ちで読める本だと思うので、気が向いたらぜひ読んでみてください^^ 希望者にはお貸しします☆
.@ShoichiroT氏著。東大での講義を通してわかりやすくゲーム理論について知ることが出来、同時に東大生の振る舞いを垣間見ることが出来る。 さすがの東大生は、頭がいいなあと思う。 それだけに、個人の能力と全体の結果は負の相関があるんじゃないかとと思えてならない(合成の誤謬?)。 東大生のよう...続きを読むに個人の能力でモノを言わせてきた人種においては、 自分の能力を高く評価し、全体よりも個人を大切にするのか、 結束・統率力が問われる問題に対して正解がわかっていても、 出すことが困難なのかと。 もしこれが弱点になるのなら、東大に対するコンプレックスは和らぐかな。 ところで、大学にこういう素晴らしい講師がいることを知っていれば、それだけでその大学に行く気になるんだけどなあ。
良著すぎる!『理性の限界』の高橋氏が東大で講師を務めた際の記録。 講義内容も面白いし、それに対する東大生の意見や、その意見に対する著者の感想も面白い。 最大多数の最大幸福に対して「最大多数の最小不幸」を主張した東大生にはシビれた。 高橋氏vs東大生!
論理学者、高橋昌一郎氏が東京大学で講義を持った際に見た東大の学生の行動、性格、思考法などについて思ったことを、自身の論理学の講義で扱った内容のさわりとともに紹介する知的エッセイ。論理学というとっつきにくい臭プンプンの学問をユーモアを交え分かりやすく教える筆者と、頭脳明晰な東大生たちとの非常に知的なや...続きを読むりとりや、必ずしも知的でなく親しみの持てるやりとり(笑)が満載。論理学への知的好奇心を刺激される一冊。
東大生への講義の感想と、東大生が持った講義への感想が面白く書かれた本です。 んまぁ、これといった感想は無いのですが、読みやすくて面白いです。ボクの評価はA-にします。
東大生のすごさを思い知らされます。この本について書かれている、東大生の発言は実際のことであり、普通の大学生では考えられない、いや、仕事をしている社会人でもなかなかこういったことは考えられないのではないかと思います。それを、まだ一年生が考えるなんて…、東大生すごいの一言です。ただ、私たちも同じ日本人と...続きを読むして、こうなれないわけではありません。この本は、動機づけに最適です。
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東大生の論理 ――「理性」をめぐる教室
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高橋昌一郎
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