無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2014年01月15日
これは凄まじい。宗教団体による「連続予告自殺」を阻止しようとする十津川警部ですが、自殺を罰することは出来ず、新たな犠牲者が……。宗教の持つ「狂信」をテーマにした社会派な内容。ミステリーとしてもサスペンスとしても一級品です。1980年の作品ですが、全く古さを感じさせない傑作。ラストシーンには、胸をぎゅ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
平成11.2.25 57刷 ¥590
休日の銀座に、突然、蝶の大群が舞った。蝶の舞上ったあとには、聖書の言葉を刻んだブレスレットをはめた青年の死体があった。これが、十津川警部の率いる捜査本部をきりきり舞いさせた連続予告自殺の始まりだった。次々に信者の青年たちを自殺させる狂信的な集団。その集団の指導者...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月27日
大量の紋白蝶やゴム風船を空に放ったのち、服毒するという
よくわからない自殺パフォーマンスが連続するので
十津川警部が捜査にあたったところ
なんか偽キリストっぽい宗教がでてくるという話
生きることが苦痛であるのは、生きる理由がないからで
生きる理由がないというのは、世の中に裏切られてそれを見失ったり
...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年03月05日
旅行しない十津川警部シリーズ。初期の頃にはこんな重厚な作品もあったのかと驚かされる。紋白蝶の群れの中で自殺する若者。どの顔にも苦しんだ様子がない。1980年にカルトを先取りして警告していることを考えるとなかなか興味深い。ストーリーにも起伏があり、最後まで飽きさせない。人は死に際して苦しむのが当然だと...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。