NHK「100分de名著」ブックス 夏目漱石 こころ

NHK「100分de名著」ブックス 夏目漱石 こころ

838円 (税込)

4pt

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あなたは“真面目”ですか

自由と孤独に生きる“現代人の自意識”を描いた、不朽の名作『こころ』が誕生してちょうど100年。他者との関係性に悩む登場人物たちの葛藤を読み解きながら、モデルなき時代をより良く生きるためのヒントを探る。著者渾身の書き下ろしの特別章〈「心」を太くする力〉を収載!

[内 容]
はじめに 「心」を書こうとした作家
第1章 私たちの孤独とは
第2章 先生という生き方
第3章 自分の城が崩れるとき
第4章 あなたは真面目ですか
ブックス特別章 「心」を太くする力

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NHK「100分de名著」ブックス 夏目漱石 こころ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年08月13日

    【読書その233】夏目漱石の「こころ」。自分の中ではこの本が漱石の中で一番好きだと思う。本書はNHKの番組「100分で名著」の「こころ」の解説本。生きるとは、死ぬとは何かを改めて考えさせられる。
    もう一度「こころ」を読み返したくなる。

    2

    Posted by ブクログ 2015年11月04日

    姜さんの、夏目漱石と「こころ」への愛がつまっている。多角的に「こころ」が分析・解説されていてわかりやすい。Kが死んでしまったのは、失恋と裏切りだけのためではなく、「自分の城」が崩れたことによる深い孤独のせいだった、というのが感慨深い。

    1
    購入済み

    新しい視点

    2023年11月27日

    若い頃から何度も読んでいる作品ですが、この作品の主題について新しい視点を提示しています。とても参考になりました。

    #深い

    0

    Posted by ブクログ 2021年11月18日

     高校の授業で初めて出会った『こころ』。当たりの先生だったおかげで、今でも授業風景を鮮明に覚えているほど衝撃を受けた作品。その授業は、かの有名な「精神的に向上心のない者は馬鹿だ」の解説だった。
     「死をたくさん描くことで、生を浮き彫りにしている」「先生はわたしに出逢えたから死ぬことができた」などの記...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年10月18日

    放映されたものを鑑賞できなかったため、書籍にて『こころ』を読み解こうと手にとりました。
    高校の教科書に『こころ』の一部(ちょうどKが自死する場面の前後)が掲載されていたおかげで、二十年が経過した今でも、「先生」が冷たくなった「K」の頭を抱える場面は強烈に私の中に残っています。全編読むたびに新しい発見...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年02月23日

    作品にはいろんな解釈があっていい。
    この作品をKと先生の同性愛小説と見る人もいるくらいなのである。
    看取り人の存在は、確かに大切でKの話しは先生に、先生の話しは、私に繋がっていくのである。私の口から、Kと先生の話しが伝えられ、それは続いていく。

    0

    Posted by ブクログ 2017年09月13日

    以前、姜尚中の講演会で聞いた話と重複する部分があった。
    改めて夏目漱石の描いた「近代的自我」と「孤独」について考えさせられた。
    さらに「死」と「死にいくものが物語る」こと、「物語を受け取る者」といったことまで描かれているという指摘は興味深い。

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月13日

    近代という断絶に直面して、失われた過去の美しさに目を向けた鴎外に対し、近代的自我の孤独に真正面から向き合った漱石。そんな時代に「真面目」に生きることの重みとは。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年10月14日

    夏目漱石の他の作品や評論文なども引用し「こころ」という小説が本格的に論じられていてしかもわかりやすく書かれた良書だと思う。自分の分身を殺すことにより自分自身を殺すエドガー・アラン・ポーの「ウィリアム・ウィルスン」のように、Kは「先生」の分身であったとも読めること、「夜と霧」のフランクルがいう「態度価...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2015年02月02日

    漱石が高等遊民のような一般的にはとても「先生」と呼びがたい人びとに「先生」の呼び名を与えたのは、漱石が生きた明治の時代がリーダー不在の時代で、理想なき若者が増えていくなかで、新しい手本として登場させたという論は面白かった。教師や政治家にではなく、自分が「この人だ」と見込んだ人がすなわち「先生」である...続きを読む

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