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「日出づる国の天子、書を日没する国の天子に致す」。高句麗侵略を狙う超大国・隋に堂々とわたりあった聖徳太子の東アジア戦略を中心に、崇峻天皇暗殺から推古女帝の死までを描く。 ※単行本『古代からの伝言 日出づる国篇』(二〇〇〇年九月、小社刊)「第一部 日出づる国」を分冊し、文庫化したものが底本です。
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Posted by ブクログ
蘇我馬子と聖徳太子に関する話。朝鮮半島の情勢とリンクする形で話が展開し,馬子による崇峻帝弑逆や聖徳太子との政略の食い違い等内政部分の記述は少ない。 遣隋使小野妹子による日出づる国・・・の国書については,当時,太子の師であった高句麗僧の慧慈が草稿を練ったとも言われているらしく,わざと,隋王朝を怒らし,...続きを読む倭国との仲を悪くしようという高句麗のたくらみでもという説もあるが,そのような話などは語られていなく,淡々と日本書紀の内容を小説仕立てにしているような感じである。私としては,そのような背景なども記述されているほうが,楽しく読めるが,これはこれで史実に忠実ということで,良いかと納得した。
聖徳太子の時代の話。やっちまった小野妹子の壮大な話が面白いです。この時代は国際関係が緊張感あっておもしろい。 この著者の別の作品「遥かなる大和」のほうが深いし、広い。そっちの方が面白い。こっちはなんか浅いし狭い。ちょっとがっかり。 この時代をこの文量で書くのは土台むりやったんや。 や...続きを読むっぱり日本は蘇我氏が面白いな。
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