鐘の渡り

鐘の渡り

1,408円 (税込)

7pt

5.0

呪いめいた言葉をつれて、女と暮らすつもりの男が、女を亡くした友と旅に出る。彼らの視るものは、紅葉が燃えて狂ったように輝く山と、女人の匂い立ちのぼる森。そして夜には、谷を流れるあの鐘の音が、昏い峠に鳴り渡って――。三十男二人の妖うい山路を描く表題作ほか全八篇。現代日本最高峰の作家による言語表現の最先端。

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鐘の渡り のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2014年06月21日

    古井由吉の言葉は、優美だ。すべての言葉が、美しい。
    あちらとこちらの境、それは時にあやふやで、意識するとせざるとにかかわらず、いつか越えてしまうこともある。記憶のたゆたいの中で、自分は一体どちらにいたのだったか、その所在さえ曖昧になる。

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鐘の渡り の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    新潮社
  • ページ数
    218ページ
  • 電子版発売日
    2014年08月15日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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