聖夜-榎田尤利作品集-

聖夜-榎田尤利作品集-

1,320円 (税込)

6pt

設計事務所で働く縞岡は、婚約者と訪ねたマンションの内覧会で、十年ぶりに雨宮那智、アマチと再会した。十六から十七にかけてのふたりの時間は、北の地の短い夏のような輝きがあった。
長い空白の時間を越えて、再会したときから、縞岡はアマチに触れたくてたまらなくなった。那智はシマが恋しくてたまらなくなった。会わないほうがいい。でも、会いたい。会いたくて、たまらない──傷つけながら、傷つきながら、恋は深まり……『聖夜』『名前のない色』に書き下ろし『GRAY』を同時収録。

...続きを読む

聖夜-榎田尤利作品集- のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    初期作品の出し直し。

    「名前のない色」
    編集部で働く藤野渉は、夏場には使い物にならないというイラストレーター・水窪あきらになんとか新刊に絵を付けて欲しいと頼みに行き…。

    ヘタレわんこ系の攻めなんだけど実は傷を持っていて…。
    受けは受けで見るからに傷を抱えていて…。その二人の切なさがとても細かい心

    0
    2013年03月07日

    Posted by ブクログ

    10年、20年更には書き下ろしを含めれば30年という長い年月で綴られる壮大な愛の物語。
    決して恵まれない青春時代を過ごしたアマチにとってキラキラした初恋の思い出であり唯一の希望であったシマ。愛を自覚するにはまだ幼過ぎた青春時代の別れを経て10年後社会人になって最初の再会。互いに思い合っているのに、好

    0
    2013年03月02日

    Posted by ブクログ

    この方はいくつかの書き方を持っているかな、と思う。展開も、得意ないくつかのパターンがある。

    初期はまったく読んでないので初読でした。表紙がヨネダコウさんというのもまた、よく合っています。
    表題の聖夜から続く物語の方が良かったです。この、切ない感じ。
    好き、だけでは生きていけない世界。20年かかって

    0
    2013年02月14日

    Posted by ブクログ

    山田ユギセンセの挿絵からヨネダコウセンセにお色直しして、書下ろしも収録された新装版です。
    表題作は、世間が盛り上がっているイベントとは裏腹に、別離を余儀なくされるシマとアマチの20年愛で、かなり重いストーリーです。
    20年という長い歳月の間、ずっと想いあっている同士のシマとアマチ。その想いの大きさや

    0
    2012年12月25日

    購入済み

    ね、やっぱり

    榎田さん作品ハズレなし。2作入りの両作とも都合良く綺麗にハピエンといかない当たりがやたら現実的でだからこそ「好きな設定じゃな〜い」と口を開く前に色々考えさせられたし人を好きになる生きていくことの重さを感じる。単純なエンタメ作好きですが榎田さんのお話は更に一歩踏み込んでて読むことに価値があると思う。特

    1
    2014年09月24日

    Posted by ブクログ

    2作目の余韻を残す終わり方が良かった。
    最初シマとアマチ以外は悪役のように見えたキャラクターも
    本当は色んな苦悩があり、最後にはその苦悩も人間らしさとして消化されていた。
    沖縄に行きたくなってしまった…。
    梨音ちゃん視点の短編も見れたらいいなと思いました。

    0
    2019年03月25日

    Posted by ブクログ

    重い話だったけど、ちゃんと最後は前を向いて歩いていくストーリー。
    「聖夜」も「名前のない色」も、丁寧に描かれていて好き。
    書き下ろしは意外な人物視点で斬新だと思う。

    0
    2013年04月09日

    ネタバレ 購入済み

    作家買い

    榎田先生らしい 優しいけど、一筋縄ではいかないストーリー。悲しみを知ってる人はやっぱり優しくて 引くことが癖になってる。アマチの過ごした子供時代がそうさせたのは、間違いない。大人になりゲイという孤独に似たような感情も怖かったろう。
    でもみんなアマチを愛す。
    探すシマもかっこよかった。
    みんな娘がいる

    0
    2019年12月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2002年初出の復刻版とのこと。さらに内容は書き下ろし含めて30年という長いスパンで描かれた作品。時事ネタもあり手紙→公衆電話、ポケベル→携帯電話だけとってみても時代の背景にもこだわっているように思える。そもそも今のように誰とでもSNSで繋がっている時代には、ここまで10年ターンでの再会とはならなか

    0
    2017年10月16日

聖夜-榎田尤利作品集- の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

聖夜-榎田尤利作品集- の関連作品

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

SHY NOVELS の最新刊

無料で読める BL小説

BL小説 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す