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Posted by ブクログ 2015年09月02日
中世史と言うと教科書で(大学受験論述で)紋切り型のように「貨幣の流通」「農民の成長」「生産力の向上」「インフラの発達」といったワードで多くのことが説明され易い。無論それらも大事なのであるが、もっと時代に即した事情があるのではないか。そうした観点から書かれたのが本著である。
といっても、新資料や奇想天...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年03月05日
Lv【初心者】
初心者にも歴史研究書読み込んでいる層にも面白い!
日本史自体の研究史照らし合わせつつ、実態を探る。
やはり自分でもこのカテゴライズは惜しいのだけど、「室町人の精神」「破産者たちの中世」「大飢饉、室町社会を襲う!」などこの時代の本と合わせて読むと面白味が倍増する。
「そこにシビれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月13日
めちゃくちゃ読み応えがありました‼︎中世史ビギナーの癖していきなり手に取ったので(無謀)、蒙古襲来から応仁の乱まで、もうちょい勉強してから読んだらもっと頭に入るかなという感じです。
あとがきにも書かれてましたが、一番面白かったのは思考のプロセスを全て書かれてたことですね!
史料の読み方、評価の仕...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月07日
応仁の乱で一躍有名になった著者の前著。
最後に「ハト派こそがリアリズムに徹するべきである。そのために歴史学が貢献できることは、まだまだあると思っている。」また、あとがきに「私は軍事学の専門家ではないし、ミリオタでもない。にもかかわらず中世の戦争を取り上げようと思ったのは、この分野の研究が一番遅れてい...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月11日
鎌倉幕府末期から南北朝の争いを経て応仁の乱までの日本中世、戦乱は乱発し、武士たちにとって「死」は身近な時代だった。だから、その時代の日本人は今とは違って、喜び勇んで戦乱に身を投じていたと考えるかもしれない。
しかし、どの時代だって、人間は死を恐れるし、平和に暮らしたいはず。そう考えて日本中世史をな...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月04日
「応仁の乱」よりずっと読みやすく分かりやすい。ぼくのような素人が応仁の乱の上っ面だけを知りたいのなら、本書最終章の「山名宗全と戦後レジーム」以降だけで充分。とは言え、そこに至る過程を知っておく方が遙かに理解は深まる。
はじめに――「戦争の時代」としての日本中世
第一章 蒙古襲来と鎌倉武士
「戦争...続きを読む
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