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福島に住む高校生・研一(けんいち)の実家は椎茸農家を営んでいたが、2011年の東日本大震災と福島第一原発の事故で致命的な被害をこうむり廃業した。震災の被害を様々なところで経験した研一は故郷の再生を誓う。まずはキノコの研究のため東大理二へ進学だ――!! 福島県在住の作者が、自ら体験し見聞きした事実を踏まえて描く、東日本大震災後の福島で生きる高校生たちの青春群像シリーズ!
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Posted by ブクログ
先の巻の感想にも書かせて貰ったが、やはり、面白いから薦めたいのでなく、日本で生活する大人として読んでおきたい一冊だからこそ、推したい 極端な話、私は他人が原発稼働や存続に賛成しようが、反対しようが、どちらでも構わないとすら思っている ただ、原発に対して、『自分』の意見も持ってないのに、周りに流されて...続きを読む、大事な何かを見落とし、溢してるのにも気付かないで、活き活きとしてる人は少し、軽蔑する この作品が、賛成もしくは反対の大きな根拠になる、とは軽はずみには言えないが、少なくとも、現地の若者らが自分たちが唐突に直面させられた未曾有の“災害”に臆さず、怯まず、自分に、自分でも、自分だからこそ出来る事をやろうとしている、青臭いが、何かを成し遂げる為に必要な真っ直ぐな姿には、心に響く何かがあるはずだ ぶっちゃけ、台詞が真面目で硬い内容に見合って多いので、ぶっ続けで読むと目が疲れてきそうになる しかし、読めちゃうんだよな やっぱ、端野先生、このテーマで漫画を描くと決めているだけあって、腕力があるなぁ やっぱ、どう足掻いたって、人間一人じゃ出来る事は限られてるし、大勢が集まっても、そこは同じかも知れない なら、一人ないし大勢の力でどうにかなる所まで、得意分野が異なる全員がそれぞれに出せる全力を出して、諦めなきゃいけない時まで諦めずにやる、それしかないのだろう、今は 未来を作れるのは若者、そんな彼らを支えてやれるのは、昔、若者だったカッコいい大人だけ まぁ、とどのつまり、「今」だからこそ、福島を題材にした漫画を読むべきじゃないか、って思う
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