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Posted by ブクログ 2019年12月02日
世間を意識した小説だなあと思った。代助は知識もあって好きに生きてるようなのが周りの人が気に食わない。
1日本を読んだり、音楽を聴きにいったりして暮らしている。わたしもそうしたい。結婚なんてめんどくさい。しかし、ダイスケの場合は時代が許さない。好きな人は他人の妻。誰にも言えない。
それを公にしたとき...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月16日
漱石お得意の友情の絡む三角関係もの。主人公は秘めた思いに気がつかず友人に恋人を斡旋してしまうが、このシチュエーションは現代感覚では起こりにくそうです。恋愛感は例えばこの時代は親が結婚相手を決めるのが主流だっただろうし。
主人公が親のスネをかじり続けつつ、お手伝いさんをおいて一人暮らしをしている状況、...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年03月24日
どう感想を述べてよいのか、わからない。
こころ、坊っちゃんなど漱石作品をかいつまんできたが、これまでと違って物語の結末にはただ物語の結末があるだけで、その結末に接することで自分が大きく動かされるものは何も無かった。
ただ物語は高潔なまでに時に鋭く、時に儚く、美しく語られていた。
その表現の力の...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月30日
ビブリア古書堂から。奥さんを取っちゃう話と紹介されていたけど、解説を読んで、見え方が変わった。明治民法の家族制度を知ってると理解がここまで深まるとは。
序盤は30にもなって有閑貴族のように過ごす代助が、仕事をしていなければ、味わえないものを味わっているんだと言うのに、真っ向から否定できないなと思...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月21日
タイムスリップして、明治のエリート家族を観ている心持ちになった。金持ち生まれのインテリ次男、無欲に見えるが、自分の生き方をこだわり抜き、本当に欲しいもの(一緒にいたい人)を手に入れようとする。無欲なのではなく、一般社会の大多数の人が欲しているものに興味がわかないだけ。
引用したい文、読み返したい文が...続きを読む
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